はじめに
サンフランシスコからヨセミテ国立公園への旅、第3部では内陸部のセントラルバレー地域を走行します。Tracy付近から始まり、CA-132州道を通ってModesto、そしてTurlockへと進みます。
今回の見どころは、カリフォルニアの「食料庫」とも呼ばれるセントラルバレーの巨大なナッツ農園と、シリコンバレーの名だたる企業巡りです。
🛣️ Part 3のルート情報
- 走行距離:約101マイル(サンフランシスコから累計)
- 主要道路:I-580 → CA-132州道 → US-99フリーウェイ
- 通過都市:Tracy → Modesto → Turlock
- 目的地まで:残り約90マイル
※今回の記事は以下の動画内容を文章でまとめたものになります。
気になるところを見つけた場合は、ぜひ動画本編を見てみてくださいね!

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テスラFSDの長距離運転性能
今回の走行では、テスラFSDの長距離ドライブでの真価を実感できました。
特にカリフォルニアのフリーウェイでは頻繁な車線変更が必要になりますが、FSDが最適なタイミングで判断・実行してくれるため、運転の負担が大幅に軽減されています。
🚗 FSDの車線変更メリット: 隣のレーンの車との接触事故は、長距離ドライブでよく起こる事故の一つ。
FSDが複数のカメラで死角をカバーし、最適なタイミングを判断してくれることで、ドライバーの疲労と事故リスクの両方を削減できます。
Unsupervised FSDの展望
2024年10月に発表されたサイバーキャブのプロトタイプに続き、テスラはオースティン市当局と自動運転技術に関する協議を進めています。
2025年にはカリフォルニア州とテキサス州でUnsupervised FSD(完全無人運転)の導入が計画されており、現在のレベル2(運転手監視必要)から大きな進歩となる予定です。
セントラルバレー:世界最大のナッツ生産地
カリフォルニアのナッツ帝国
CA-132州道の両側に延々と続く等間隔に植えられた木々。これらはアーモンドとクルミ(ウォールナッツ)の木で、カリフォルニアが世界最大のナッツ生産地である理由を物語っています。
📊 カリフォルニアナッツ産業の規模
ナッツの種類 | 世界シェア | 年間輸出額 | 生産量 |
---|---|---|---|
アーモンド | 80%以上 | 約50億ドル以上 | 約113万トン(2023年) |
クルミ | 主要産地 | 約12.5億ドル | 約75万トン |
ピスタチオ | 米国内主要産地 | 約20.7億ドル | データ更新中 |
なぜセントラルバレーでナッツ栽培が盛んなのか
ModestoやTurlock周辺でナッツ生産が世界最大規模になった理由には、5つの重要な要因があります。
🌱 セントラルバレーのナッツ栽培成功要因
1. 理想的な地中海性気候
夏の乾燥した暑さと冬の穏やかな寒さが、アーモンドやクルミの開花・結実に最適な環境を提供。
2. 肥沃な土壌
数百万年前の川や湖の堆積物が作り出した栄養豊富で水はけの良い土壌。ナッツの木にとって理想的な成長環境。
3. 豊富な水資源
サクラメント川やサンホアキン川などの主要河川からの灌漑システムが発達。年間を通じて安定した水分供給が可能。
4. 経済的インフラ
ナッツの加工工場や輸出インフラが整備されており、生産者にとって効率的な流通システムが確立。
5. 先進的な農業技術
カリフォルニアの研究機関による品種改良と栽培技術の開発により、収穫量が多く病害虫に強い品種を実現。
近代的なナッツ収穫システム
等間隔に植えられた木々は、機械化された効率的な収穫作業のために設計されています。
収穫時期(アーモンド:8〜10月、クルミ:9〜11月)には以下のプロセスで作業が行われます:
- シェーカー作業:機械の振動で熟したナッツを地面に落とす
- 乾燥期間:数日間地面で乾燥させ、適切な水分状態に調整
- スイーパー作業:地面のナッツを集めて列ごとにまとめる
- ピッカー収集:まとめられたナッツをコンテナに収集
- 加工・検査:施設で殻除去と品質検査を実施
⚠️ セントラルバレー旅行時の注意: この地域は非常に乾燥しており、日本の高湿度環境とは大きく異なります。気づかないうちに脱水症状になりやすいため、水分は多めに準備し、スーパーで事前購入して車に積んでおくことをおすすめします。(自販機やコンビニがほとんどありません)
シリコンバレー企業巡礼
今回の記事では、世界を変えたテクノロジー企業の本社を巡る「シリコンバレー巡礼」もお届けします。
観光客でも訪問可能な施設を中心にご紹介します。
Google本社キャンパス
広大なキャンパスには観光客向けのカフェやGoogle Storeがあり、公園のような芝生スペースが広がっています。
一つ一つの建物が巨大で、世界的企業の規模の大きさを実感できます。
おしゃれなモニュメントや散策路もあり、まさに現代の「企業城下町」の様相を呈しています。
Intel Corporation
Intelは無料のミュージアムを運営しており、半導体技術の歴史や最新の開発状況を学ぶことができます。
建物前庭には巨大なIntelロゴが設置され、普段あまり見かけないIntelグッズも購入可能。
日本へのお土産としても喜ばれそうです。
Apple Park Visitor Center
クパチーノにあるApple Park(本社キャンパス)は一般入場できませんが、ビジターセンターの直営店とカフェは利用可能。
洗練されたAppleらしいデザインの建物で、周辺の木々も同じ品種で統一されている徹底ぶり。
屋上テラスからは約9,000本の木々で覆われたキャンパスの規模を実感できます。
⚠️ 注意:Apple Store訪問には事前予約が必要です。
Palo Alto:シリコンバレーの心臓部
「The Heart of Silicon Valley」と呼ばれるPalo Altoは、多くのテック企業の創業地として知られています。
テスラの初期活動拠点、イーロン・マスクのX.com(後のPayPal)、Facebook(現Meta)の旧本社など、数々のイノベーションが生まれた聖地です。
🏢 Palo Altoの特徴: 最先端テクノロジーの中心地でありながら、美しい商店街や静かな住宅街、公園や緑地が多く、自然環境との調和が保たれている点が印象的。
治安も安定しており、落ち着いた雰囲気の中で散策を楽しめます。
Coupa Cafe:シリコンバレーのネットワーキングハブ
スタンフォード大学近くにあるCoupa Cafeは、シリコンバレーの起業家やテクノロジー業界のプロフェッショナルが集う場所として有名。
ベネズエラ産オーガニックコーヒーを提供し、店内では頻繁にビジネスミーティングや商談が行われています。
☕ Coupa Cafeの先進性
- 決済システム:ビットコイン決済をいち早く導入
- 注文システム:各テーブルからスマートフォン経由での注文・支払いシステムを早期採用
- ネットワーキング:スタンフォード大学生、起業家、投資家の交流拠点
- コーヒー:雑味のないマイルドな味わいで高評価
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特に「FSDレンタカー」では、最新の自動運転を体験することができます。
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Modesto・Turlock:セントラルバレーの拠点都市
Modesto
セントラルバレーに位置するModestoは、ナッツ産業の中心地の一つ。CA-132州道の終点に位置し、農業とテクノロジーが共存する現代カリフォルニアの縮図のような都市です。
Turlock
Modestoの南約32キロメートルに位置するTurlockは、今回の充電地点。
治安が安定しており、長距離ドライブの休憩地として最適です。99号線フリーウェイへのアクセスも良好で、ヨセミテへの最終アプローチの拠点となります。
テスラスーパーチャージャー体験
Turlockでのスーパーチャージャー利用では、テスラの長距離ドライブにおける実用性を再確認できました。
フリーウェイへの合流時のFSDのスムーズな加速と車線変更は、人間ドライバーと遜色ない自然さを見せています。
まとめ:農業とテクノロジーの調和
サンフランシスコからヨセミテへの旅、第3部では、カリフォルニアの多面性を実感する旅となりました。
世界最先端のテクノロジー企業が集まるシリコンバレーもありながら、わずか数時間で世界最大規模のナッツ農園が広がるセントラルバレーへ。
この対比こそが、現代カリフォルニアの魅力を象徴しています。
ヨセミテ国立公園まで残り90マイル。
Unsupervised FSDの実現も間近に迫る中、自動運転技術と自然の融合という新たなテーマも楽しみです。
エコドライブではテスラのFSDを体験できるレンタカーを用意しておりますので、カリフォルニアに来られる際にはぜひ試してみてくださいね。
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