アメリカの中古車ディーラーには要注意!

アメリカの中古車ディーラーはまるでヤクザ!?

こんにちは。エコドライブの鈴木です。

以前日本の某有名中古車ディーラーの騒動が、世の中を騒がせたのは記憶に新しいと思います。

かなり驚く内容が多く、日本でもこういったことがあるんだなと思ったのですが、アメリカの中古車ディーラーはもっとやばいことに気付いたので、今回はそのお話をしようと思っています。

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ブログでは話していない内容もあるので、ぜひフォローしてみてくださいね!

アメリカの中古車ディーラーの実態

アメリカの中古車ディーラーの実態
アメリカでの中古車購入は、かなりリスクが高い買い物だと言えると思います。

長年アメリカに住み、自動車業界に携わる私から見ても、この市場は「やばい」としか表現のしようがないほどです。

もちろん、顧客を第一に考え、誠実に取引を行うディーラーも多く存在します。

しかし、一部には顧客を欺くことを厭わない、いわば「ヤクザ」のようなディーラーも実際に存在しています。

あまりにも酷いので、一般消費者の知識がすごいことに

アメリカの一般消費者は、このような状況をよく理解しているため、自動車に関する知識は驚くほど豊富です。

まるでプロのように詳しく、若い世代でさえも、車の知識に長けている人が多いのです。

これは、親から「騙されないように」という教育を受け、自らも学習を重ねている結果だと思われます。

アメリカ人が車を購入する際には、契約書の一字一句を徹底的にチェックします。事前に契約書を送ってもらい、すべてを納得するまで読み込んだ上で、購入の意思を固めるのです。

このような徹底ぶりは、騙されないための自衛策として、非常に重要になります。

もしアメリカで中古車を買う機会があるときは、事前に情報を集めてから購入することをお勧めします。

中古車を買う前に、メカニックに持っていくことができる

このようは背景があるからか、購入前に車を自分の信頼できるメカニックに持っていって検査してもらうことが、法律で認められています。

最初にこれを聞いた時は、本当に驚きました。

そういった情報を知らなかったので、アメリカで車を販売しようとしていた時、顧客が「車を自分のメカニックに見せたい」と言ったのを断ったことがあります。

しかし、実際にはこれは完全に合法で、顧客が自身の保護を図るための賢い行動なんですね。

騙されないために自分の身を自分で守る

なのでアメリカで車を買う際に、自分の身を自分で守ることはとても重要と言えます。

中古車ディーラーの中には、事故車の販売や走行距離メーターの改ざん、広告と実際の価格が異なるケース、さらには壊れている車を新品と偽って売るような場合もあります。

更には、手付金を支払ったにも関わらず、その車を他の顧客に売ってしまうという話も。

要はディーラ側は利益が出る方を優先するので、その方に売ってしまうんですね。

契約内容の確認はめちゃくちゃ大事

このような状況なので、自分自身でしっかりとした知識を持ち、契約内容を理解することがとても大事になります。

必要であれば法律の範囲内で行動することが、騙されないための鍵です。

私のところには、契約書を持ってきて「騙されたかもしれない」と相談に来る日本人の方もいました。

幸い、法律的にキャンセルが可能な場合もあり、返金を受けられたケースもあります。

車屋でレモンを売っている?

車屋でレモン?
15年前、ちょうどアメリカに足を踏み入れたばかりだったのですが、中古車ディーラーの前に掲げられた奇妙なバナー広告を未だに覚えています。

そのバナーには「We do not have a lemon」の文字と、レモンの絵が描かれており、大きな赤いバツ印が付けられていました。

これは「レモンを売ってません」という意味ですが、初めて見た私は混乱しました。

「車のディーラーがなぜレモン(果物)を売るのか?」という疑問が頭をよぎりました。

レモンは外見は綺麗、でも中身が酸っぱい。ということで…

この内容があまりにも疑問だったので、アメリカ人の友人に尋ねてみることにしました。

彼によると、「レモン」は粗悪な車、つまり購入してはいけない車を指す俗語だったのです。

「レモン車」とは、見た目は魅力的でも実際には使用に耐えない車のことを意味しており、レモン法(Lemon Law)という消費者保護の法律が存在していることを初めて知りました。

この法律は、欠陥車を購入してしまった消費者を保護するために制定されたものです。

(レモンは見た目は綺麗ですが、食べたら酸っぱいので、見た目がきれいな車でも、乗ったら酸っぱいということですね。)

つまりレモン車を売っているディーラーがいる

このような広告があるということは、レモン車を普通に売っているディーラーがいることを意味します。

ディーラーによっては、安価に仕入れたレモン車を問題ない車として売る場合があり、大きな利益を得ることができるのだと思います。

ところが消費者にとってはたまってものではなく、絶対に買ってはいけない車になります。

レモン車を売らないという宣言は、ディーラーがその広告で消費者の信頼を得ようとしていたということですね。

見た目に騙されず、状態のチェックも念入りにしよう

車を購入する際には、見た目に騙されず、その車の歴史や状態を徹底的に調査することが重要です。

また、レモン法のような消費者保護の法律を知ることで、もし問題が発生した場合にどのように対処すべきかを理解することができます。

アメリカの中古車市場は依然として「買い手注意」の世界であり、自分の権利を知り、賢く行動することでトラブルをさけることができるでしょう。

返品が認められない”AS IS”

返品が認められないAS IS
もう一つの要素として、アメリカの中古車市場には、”AS IS”という特有の販売条件が存在し、これが様々な問題を引き起こしています。

“AS IS”、つまり「現状そのまま」の販売は、購入後の返品が基本的に認められないことを意味します。

アメリカは返品大国なのですが、中古車でこのような条件付きで車が売られているのです。

購入しようとしている車が”AS IS”かどうかは重要なので、購入する前に必ず確認するようにしましょう。

さらに拍車をかけるセールスマンの完全歩合制度

さらに、この状況を悪化させているのがセールスマンが完全歩合制です。

結局彼らの生計は車の販売に直結しますので、その結果どんな手を使ってでも車を売ろうとするセールスマンが後を絶ちません。

残念ながら特に外国人や留学生が騙されるケースは多いです。

騙されないために英語を学ぶという皮肉な状況

このような状況なので、日本人留学生を含む多くの留学生が、車の購入を通して英語を学ぶという皮肉な事態に陥っています。

セールスマンとのやり取りや契約書のにらめっこを通じて、生の英語を身につけることになります。
この状況を目の当たりにし、私もアメリカでの夢を追う人々が、このような不条理でつまずくことがないようにしたいという思いから現在の会社を立ち上げたという経緯があります。

アメリカは車社会であり、車の購入は多くの人にとって避けては通れない道です。

そのため、中古車市場のこの問題は、ただ単に車を買うという行為を超え、留学生のアメリカでの全生活に影響を与えかねないのです。

コロナ以降、悪質な業者は淘汰されつつあるが

コロナ以降、アメリカの中古車ディーラー業界は大きな変化を経験しました。

パンデミックの影響で車の供給が減少し、その価値が大幅に上昇。

この状況は、顧客に誠実な対応をしているディーラーを残し、不正行為を行っていたディーラーの淘汰を加速させました。

今日では、インターネットの普及により、顧客の声が以前にも増して重要視されるようになりました。

オンラインのレビューや評判は、顧客がディーラーを選ぶ際の重要な判断基準となっています。

ネット社会を通して、良質なディーラーが残りやすくなった

この変化は、ディーラーにとって評判を維持することの重要性を改めて認識させるものです。

リピーターや紹介によってビジネスを維持しているディーラーは、顧客に真の価値を提供し続けています。

一方で、悪質なビジネスプラクティスを行うディーラーは、インターネット時代の透明性の高まりと顧客の情報収集能力の向上により、市場から淘汰されつつあります。

それでも自己防衛は忘れずに!

しかし、良心的にビジネスを行うディーラーが増えている今でも、顧客自身が情報をしっかりと理解し、自分自身を守る必要があります。

契約書は慎重に読み、不明点は質問することが重要です。

ディーラーとの取引においては、自分の権利を理解し、自衛することが何よりも大切です。

このような時代の変化を踏まえ、消費者が安心して車を購入できる環境がさらに整うことを願っています。

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