【ヨセミテ観光】THE NORTH FACEロゴにもなったハーフドームの行き方&見どころ

ヨセミテのハーフドーム (Half Dome)とは?

ヨセミテと言えばグレイシャーポイント(Glacier Point)やヨセミテ滝(Yosemite Falls)をはじめとする人気な観光スポットがたくさんあります。

今回はヨセミテ公園で最も有名な岩であるハーフドーム(Half Dome)についてご紹介します!

このハーフドームは、アメリカのアウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のロゴのモチーフにもなっている有名な岩です。

どんな岩なのか詳しく以下で見ていきましょう!

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ヨセミテと言ったらハーフドームだよね!本当にツヤツヤしているように見えて綺麗な岩だよね!

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あの大きな岩ってどうやってできたんだろう?色々と気になるなあ。。

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ハーフドーム (Half Dome) とは?

ハーフドームはヨセミテ渓谷 (Yosemite Valley)の東端に位置する花崗岩のドーム状の岩です。

その名の通り、まるでドームを真っ二つに割ったような形をしており、

北西側は切り立った垂直の岩壁、反対側(南東側)は丸みを帯びた勾配になっています。

どんな景色が見えるの?

標高は海抜約8,844フィート(2,696m)で、周囲の谷底からの高さは約4,800フィート(1,460m)にも及びます。

山頂は意外にも広大でほぼ平坦な岩盤で、広さはフットボール場7面分とも言われ、多くの登山者が同時に腰を下ろして休憩できるほどです。

頂上からは360度の大パノラマが広がり、麓のヨセミテバレー や周囲の高峰群を一望できます。

例えば北東にはハーフドームより高いクラウズ・レスト (Cloud’s Rest)の稜線が間近に見え、

北側にはノースドーム (North Dome)やテナヤ渓谷 (Tenaya Canyon)が深く刻まれています。

足元に目を向ければ、ハーフドームの麓から流れ落ちるヴァーナル滝 (Vernal Fall)や

ネバダ滝 (Nevada Fall)、それらを抱くリトル・ヨセミテ・バレー (Little Yosemite Valley)の緑地帯が見下ろせ、その高さに思わず足がすくむほどです。

ハーフドームと先住民の伝説

ハーフドームには先住民の伝説も残されているそうです。

先住民アワニーチ族はこの岩を「ティッサアック (Tis-sa-ack)」と呼び、

一人の女性が怒れる夫から逃れ、涙を流しながら岩と化した姿だという神話を語り継ぎました。

彼女の涙は今もハーフドームの垂直の岩面を伝い、

隣にあるワシントンコラム (Washington Column)と共に夫婦が岩になったとされています。

こうした伝承は、この地の自然と先住民文化の深いつながりを物語るものです。

ハーフドーム(Half Dome)はどうやってできたの?

ハーフドームの独特な地形は風化と侵食による「板状節理の剥離 (exfoliation)」という地質プロセスの結果で生まれたものです。

過去の氷河作用も周囲の谷を形作るのに影響しましたが、ハーフドームそのものの“半分になった”ような形状は数百万年にわたる岩石の膨張と剥離現象によるものです。

つまり、巨大な氷河が山を真っ二つに裂いたわけではなく、長い時間をかけて表面が削り取られて現在の姿になったというのが実際のところです。

(参考)板状節理の剥離 (exfoliation)とは?

花崗岩のような深成岩は、地中の高圧環境でゆっくりと冷却・固化して形成されます。

これが隆起や侵食によって地表に近づくと、上部からの圧力が解放され、岩体の内部応力が変化します。

その結果、岩石は”表面に平行な方向へ割れ目(板状節理)”を生じ、”層状に外側へ向かって剥がれ落ちる”現象が起こります。

このプロセスを「板状節理の剥離(exfoliation)」と呼び、ヨセミテのハーフドームではこの作用が特に顕著に見られます。

長期的な風化と氷河侵食が組み合わさることで、現在のような半球状で滑らかな岩肌が形成されたと考えられています。

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つまり、長い時間をかけて岩が少しずつ“皮をむくように”はがれた結果、あの独特の丸い形ができたってことだね!

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あんなに硬い岩が長い時間をかけて剥がれていくなんて想像ができないよね!自然って不思議だなあ。。

ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)のロゴとハーフドーム

アメリカを代表するアウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のロゴは、

実はヨセミテ国立公園の象徴ともいえる巨大な一枚岩「ハーフドーム(Half Dome)」をモチーフにしています。

ハーフドームは、その名の通り片側が垂直に切り立ち、もう一方が滑らかな曲線を描く独特の形をした花崗岩の岩山で、

古くから登山家や写真家の憧れの対象となってきました。

ブランド創設者ダグラス・トンプキンス氏は、この自然の造形美と「挑戦する精神」にインスピレーションを受け、

ハーフドームのシルエットをもとに現在のロゴデザインを生み出したといわれています。

ロゴの三本のラインは、岩の層や地形の陰影を抽象的に表現しており、「自然に向き合う力強さ」と「限界に挑む意志」を象徴しています。

まさに、ヨセミテの雄大な自然を象徴するハーフドームが、世界的ブランドのアイコンとしても息づいているのです。

ハーフドーム登山ルートについて

ハーフドームの頂上へは、一般のハイカー向けにケーブルルート (Half Dome Cable Route)と呼ばれる登山経路が整備されており、

毎年世界中から数多くの登山者が挑戦しています。

登山口はヨセミテ渓谷の東端、シャトルバスの停留所もあるハッピーアイルズ (Happy Isles)付近からスタートします。

歩くルートにもよりますが、往復の距離は14–16 miles(約22.5–26 km)です。

標高差(累積上昇)は約4,800 ft(約1,460 m)で、所要時間の目安は往復10–12時間とされています。

また、日帰りで往復する場合、真夜中に出発して夕方に戻るくらいの覚悟が必要で、

行程の長さ・標高差ともにヨセミテでも最難関クラスとされています。

主な登山ルートの区間(※距離はおおよその目安)

概要

総距離(往復):14–16 miles(約22.5–26km)

累積上昇:約4,800ft(約1,460m)

起点:Happy Isles(ハッピーアイルズ)

備考:ケーブル設置期間は許可証必須です。

アクセスとスタート地点

トレイルヘッドはHappy Isles(シャトル#16)にあります。

Curry Villageから約1mile(1.6km)の位置なので、近くに車を停めて歩いてトレイルヘッドに向かうこともできます。

区間①:Happy Isles → Vernal Fall Footbridge
0.8mi(1.3km) 片道/標高差 約400ft(120m)/1–1.5時間 往復の目安

最初の給水・トイレはトレイルヘッドのシャトル停留所、次にフットブリッジ(5–10月)にあります。

春〜初夏は路面が濡れて滑りやすいです。

区間②:Vernal Fall Footbridge → Vernal Fall 上部(ミストトレイル)
さらに0.4mi(0.6km) 片道相当/ここまで片道1.2mi(1.9km)

花崗岩の階段を登りVernal Fall(ヴァーナル滝)上部へ登っていきます。

ミストで濡れるため滑りやすく、防水・グリップの良い靴推奨です。

区間③:Vernal Fall 上部 → Nevada Fall 上部
ここまで片道2.5mi(4.0km)相当/標高差 合計約2,000ft(610m)

Nevada Fall(ネバダ滝)上部まで進みます。簡易トイレあり。

下りはJMTで戻ると勾配が緩く膝に優しい半周回にできます。

区間④:Nevada Fall 上部 → Little Yosemite Valley(LYV)
片道約3.5–4.8mi 地点(合計)にLYV

LYVエリアは傾斜がいったん緩み、以降のハーフドーム分岐へ進む基点になります(バックパック泊の定番キャンプ地)。

距離はルート取りで差がありますが、Happy IslesからLYVまで約4.8miの実測記録が一般的です。

区間⑤:LYV → ハーフドーム分岐 → Sub Dome
LYVから約2mi(3.2km)でSub Dome基部

分岐以降は急登のスイッチバックがあります。Sub Domeで一気に展望が開けます。

区間⑥:Sub Dome → ケーブル → ハーフドーム山頂
最後の約400ft(122m)はケーブル区間

角度が急で渋滞も発生しやすい核心部です。

ケーブル設置期間中は許可証が必須です(目安:メモリアルデー直前の金曜〜10月第2月曜の翌日、年によって前後)。

注意点など


ケーブル区間は晴天時でも「クラス3」の登攀(両手両足を使う急斜面)と評価され、悪天候時には「極めて危険」な場所となります。

事実、1919年のケーブル架設以来、この区間だけでも滑落の死亡事故などが頻発しているとのこと。

少しでも雨の気配があれば決して登らない判断が重要です。

また雷雲が近づけば容赦なく稲妻が頂上に落ちるため、雷の危険がある場合も即座に引き返すべきです。

安全対策として、高所が不安な方はケーブルにカラビナ付きのスリングや簡易命綱(例: クイックドロー+ハーネス)で自己確保して登ることも検討してください。

ケーブルには細かなささくれ(トゲ)があるため、軍手よりもしっかりしたゴム引き手袋が必須です。

下山(推奨):Nevada Fall 上部 → John Muir Trail(JMT) → Happy Isles

JMT経由で下ると距離はやや長い(+約1–2mi)ものの、勾配が緩く膝に優しいルートです。

往復合計は14–16mi(22.5–26km)に収まるのが一般的です。

途中のミストトレイルは距離もちょうどよく数時間で散策するのにぴったりのコースです!

トレイルの様子はこちらのインスタグラムもご覧ください!

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パーミット(許可証)の取得方法と申請時期

ハーフドームのケーブルルートは非常に人気が高いため、入山者数は1日あたり300人に制限されています。

(内訳:日帰りハイカー約225人+バックパッカー約75人)。

そのため、5月末~10月の夏季シーズン中にハーフドームに登るには事前に「ハーフドーム・パーミット(登山許可証)」を取得しなければなりません。

パーミット無しではサブドームより先(ケーブル区間)へ進むことは禁止されており、現地でレンジャーによるチェックがあります。

無許可で突破しようとすれば最大5,000ドルの罰金や最長6ヶ月の禁固刑が科される可能性もあるので絶対に避けましょう。

パーミット取得の方法は2通りあり、毎年ともに高倍率の抽選制です。

①事前応募のプレシーズン抽選(Preseason Lottery)

毎年3月1日~31日に、その年のハーフドーム登山パーミットの応募受付が行われます。

応募はオンラインまたは電話で行い、結果は4月中旬に通知されます。

応募時に希望日を指定できますが、1つの応募につき最大6名分まで(応募者本人+同伴者5名まで)申し込めます。

当選した場合は、希望日の中から優先順位の高い日が自動的に割り当てられます。

パーミットは譲渡不可で、代表申請者または事前に登録した副代表のいずれかが当日登山に同行していないと無効となる点に注意が必要です。

副代表者は応募時に1名のみ登録可能で、抽選締切後の追加・変更はできません(副代表にはアカウント登録と役割受諾が必要)。

プレシーズン抽選は毎年非常に人気で、過去にはシーズン全体で数万件規模の応募があった年もあります。

そのため、なるべく平日やシーズン終盤(9月以降)を希望日に含めると当選率が若干上がります。

②直前応募のデイリー抽選(Daily Lottery)

シーズン中の毎日、各登山日の2日前に追加分のパーミット抽選が行われます。

これは事前の当選キャンセル分や未使用分を有効活用するもので、各日ごとの空き数に応じて当選者が選ばれます。

応募期間は登山希望日の2日前の0時~午後4時で、結果は応募日当日深夜(または翌朝)に通知されます。

例えば土曜日に登りたい場合、その木曜日の昼間までに応募し、木曜夜に結果が判明するといった流れです。

こちらは1回の応募につき代表者1名(副代表は不可)で、当選すれば代表者含め最大6名まで登れます。

日程に融通が利く場合は、平日を狙う・雷雨の心配が出始める8月末以降の遅い時期を狙うなどすると当選率が上がる傾向があります。

バックパッカーの場合は、ウィルダネス・パーミット(Wilderness Permit)を取得する際に追加オプションとしてハーフドーム登攀許可を申請できます。

公園内で一泊以上のバックパック旅行者は別途ウィルダネス許可証が必要で、

例えばリトル・ヨセミテ・バレーでテント泊しながらハーフドームに登りたい場合は、この方法で許可を得るのが合理的です。

ウィルダネス許可証申請時に「Half Dome」オプションを選択し、

当選すれば受け取り時に1人あたり$10を追加で支払うことでハーフドーム登山も可能となります。

日帰り用パーミットの抽選とは枠が別なので、バックパッカーは事前にこちらを検討するとよい可能性があります!

季節ごとのおすすめ時期と注意点

ハーフドームの登山シーズンは基本的に初夏から秋に限定されます。

安全のためのケーブルが設置される期間が決まっているためで、例年5月最終月曜の直前の金曜日(メモリアルデーの前週末)から、

10月第2月曜の翌日までがケーブル設置期間の目安となっています。

春(5月~6月):

ハーフドームのケーブルが上がるのは遅ければ5月末近くです。

特に雪解けの多い年はケーブルの設置が遅れる場合もあり、過去には5月末の登山予定が残雪でケーブル未設置だったため断念した例もあるとのこと!

もし運よく5月末~6月に登れるなら、滝の水量が一年で最も豊富な時期で、ヴァーナル滝・ネバダ滝の迫力ある姿と虹の眺めは格別です。

一方で川沿いのミストトレイルは朝晩は寒く、飛沫で濡れると凍えるほど冷えるのでレインウェアや速乾着で防寒対策をしましょう。

高山には残雪が残り、トレイル上も一部ぬかるみや雪渓があるかもしれません。

また春先は日中でも突然の雷雨が起こり得ます。

午後遅くに雷雲が発生しやすいため、午前の早い時間に登頂・下山するのが望ましいです。

6月後半になると気温も上がり、山頂でも比較的過ごしやすくなりますが、日差しが強いので日焼け対策は必須です!

夏(7月~8月):

本格的な夏はヨセミテが最も賑わう観光シーズンで、ハーフドーム登山者数もピークになります。

晴天率は高く朝晩も冷え込みにくいですが、日中は高所でも気温が30℃近く上がることもあり熱中症や脱水症状に注意が必要です。

1人最低4リットル以上の水を持参するのが推奨されています。

夏の午後は高気圧が崩れるタイミングでスコールや雷雨が起こる場合があります(特に7月~8月のモンスーン時期)。

晴れていても天気予報を確認し、積乱雲が発達してきたら無理をせず下山判断をする勇気も必要です。

また森林火災による煙(wildfire smoke)で眺望が霞む可能性もあります。

特に8月後半は周辺地域の山火事の影響で空が白く曇ることがあり、空気が悪い日は無理をしない方がよいでしょう。

7~8月は繁忙期ゆえパーミットの競争率も高くなりますが、逆に言えばこの時期は登山者の数も最大で常に誰かがいる状態です。

体力に自信があれば真夜中スタートで日の出前にケーブルに到達することで渋滞を避け、涼しいうちに登るという作戦もあります(ヘッドランプ必携)。

なお夏でも新月期の夜間は星明りがほぼ無いため、深夜行動には十分注意し、熊など野生動物への用心も必要です。

秋(9月~10月):

9月に入るとアメリカでは新学期が始まり観光客も減るため、ハーフドームも平日を中心に比較的空いてくる傾向があります。

朝晩は次第に冷え込みますが、日中は過ごしやすく登山には好条件な季節です。

夏に枯れかけていた滝にも、9~10月に入ると時折季節外れの雨で水が戻ることもあります。

何より空気が澄み、晴天時の眺望は一年で最も遠くまでクリアに見渡せるでしょう。

紅葉は針葉樹が多いので目立ちませんが、谷底ではところどころ黄葉が美しく彩ります。

9月下旬~10月上旬は昼夜の寒暖差が大きくなり、山頂では風が吹くと体感温度が一気に下がります。

軽量ダウンやウインドブレーカーなど防寒具を持参してください。

また日没が早まるため、十分に早出し早帰りを心がけます。

ケーブルは10月第2週で片付けられるため、シーズン終盤は運が悪いと登山日直前に外されてしまう可能性もあります。

さらに設置期間中でも悪天候が予想される場合、公園側が臨時にハーフドームへの登山を禁止することもあります。

せっかく抽選に当たっても登れないリスクがある点は念頭に置いておきましょう。

冬・初春(11月~4月):

公式にはオフシーズンとなり、通常ハーフドームへ一般ハイカーが登ることは推奨されません。

ケーブルが外された状態でもロープ自体は岩壁に固定されて残っていますが、

傾斜地に支え無しで貼り付いている状態なので登攀は極めて危険です。

実際に積雪期にアタックする場合はアイゼン・ピッケル等の冬季登攀装備に熟知した上級登山者のみの領域となります。

一般の旅行者の場合はケーブルオープン期間中に計画を立てた方が安心です。

初心者・上級者の方への補足事項等

ハーフドーム登山は険しく長い道のりですが、登山初心者にとっても上級者にとっても、それぞれ異なる魅力と挑戦があります。

初心者の方へ

初心者にとってのハーフドーム:
ハーフドームは「日帰りできる範囲内では全米屈指の過酷な登山」とも言われ、

普段ハイキングに慣れていない方には非常にハードルが高いコースです。

しかし、高所恐怖症でなく長時間歩ける体力があれば、クライミングの専門技術がなくても挑戦可能です。

初心者にとっての魅力は、「一生の思い出になる達成感」と「ヨセミテのハイライトを一度に味わえる贅沢さ」です。

滝あり森林あり岩場ありの変化に富んだ道中は、長いながらも飽きることがなく、

登頂できなくとも途中まででも十分な満足感が得られるでしょう。

とはいえ無理は禁物です。事前の体力作りは必須で、登山数ヶ月前からランニングや傾斜地でのハイキング練習を積んでおくと良いでしょう。

また標高差による高山病こそ稀ですが、頂上付近では空気が薄く心拍数も上がりやすいです。

こまめな休憩と水分・栄養補給を心がけ、焦らず自分のペースで登ることが何より大切です。

ケーブルの高度感は初心者には想像以上なので、恐怖を感じたら無理せず引き返す決断も勇気です。

むしろ初心者の方は余裕を持って2日行程にすることをおすすめします。

リトル・ヨセミテ・バレーでのテント泊は荷物が増えるものの高度順応と休息が取れ、翌朝フレッシュな状態でアタックできます。

テント泊が難しければ、前日はしっかり睡眠をとり夜明け前には歩き始めるよう調整しましょう。

服装や装備も入念に準備し、山では天候が急変する可能性を常に念頭に置いて行動してください。


上級者の方へ

上級者にとってのハーフドーム:
豊富な登山経験を持つ上級者にとって、ハーフドームは「ぜひ一度は攻略したい伝説のルート」です。

技術的にはクラス3ですが、その人気ゆえにPermit Lotteryを勝ち抜く運も要求される特別な山です。

上級者であれば、夜間行動や高山でのペース配分にも慣れているため、ご来光登頂や星空撮影といったワンランク上の楽しみ方も可能です(※雷雨リスクを十分考慮のこと)。

例えば深夜2時頃に出発し、早朝に頂上で日の出を迎えるプランは上級者ならではの贅沢な体験です。

さらに体力に自信があれば、ハーフドームと他のピークを組み合わせた周回も検討できます。

ハーフドーム登山の装備と持ち物リスト

ハーフドームを安全かつ快適に楽しむためには、万全の装備準備が欠かせません。

以下に必携・推奨のアイテムなどをリストアップします。

しっかりした登山靴:

足裏が硬く滑りにくいトレッキングシューズを用意しましょう。

特にケーブル区間はスニーカーでは滑りやすく危険です。何度か履いて足に馴染んだ靴で臨みます。

滑り止め付き手袋:

ケーブルを握る際に手を保護し、しっかり掴むためのフルフィンガーグローブは必須です。

ホームセンターで売っているようなゴム引きの作業用手袋(グリップグローブ)が安価で効果的です。

分厚い革手袋は滑るので避けましょう。

十分な水:

夏場は最低一人3~4リットルは持参します。

ハイドレーション(水袋)+予備ボトルが便利です。

途中で水を補給する場合は必ず浄水フィルターやピルを使用すること(動物の糞由来のジアルジア汚染の可能性あり)。

行動食・エネルギー補給:

長時間の高強度運動になるため、適宜エネルギー補給が必要です。

軽量でカロリーの高い行動食(エナジーバー、ドライフルーツ、ナッツ、ジェル状飲料等)を多めに持ち、こまめに摂りましょう。

塩分も塩タブレットやスポーツドリンク粉末で補給を。

レインウェア:

天気が良くても防水ジャケット&パンツは必携です。

防寒層としても使え、ミストトレイルの滝しぶき対策や突然の雨にも対応できます。軽量なもので構いませんが上下揃えて持ちましょう。

防寒着:

フリースやダウンジャケットなどのインサレーション1枚はザックに入れてください。

夏でも山頂や早朝は冷えることがあります。薄手手袋やネックウォーマー、ニット帽も状況によっては役立ちます。

日焼け止め・サングラス・帽子:

紫外線対策はしっかりと。高所では日差しが強烈で、曇りでも肌が焼けます。

サングラスとツバ広帽で目と顔を保護し、日焼け止めクリームを塗りましょう。リップクリームもあると良いです。

ヘッドランプ:

早出や下山の遅れに備えて必ず予備電池とともに持参しましょう。

暗闇での行動には足元やクマへの注意が必要なので、明るいライトで周囲を確認できるようにしておきます。

救急・応急キット:

絆創膏、消毒液、テーピングテープ、痛み止め、持病薬、マメ(靴ずれ)対策用のパッドなど最低限の救急セットを携行しましょう。

高エネルギーゼリーなど非常用食料も少量あると安心です。

地図・GPSアプリ:

公式のトレイルマップかGPS地図アプリを用意してください。

ヨセミテの主要トレイルは標識が整備されていますが、暗い時間帯や分岐で不安な場合に確認できるようにします。

バッテリー節約のためモバイルバッテリーも持つと良いでしょう。

トレッキングポール (ストック):

膝への負担軽減や滑り止めとして効果的です。特に長い下りで威力を発揮します。

サブドーム以降は邪魔になるので折り畳んでザックに固定可能なものがベター。軽量タイプなら尚良しです。

クマ対策グッズ:

ヨセミテにはブラックベアが生息するため、特にキャンプ泊をする場合はベアキャニスターまたはベアボックス(食料保管箱)が必須です。

日帰りでも、行動中は食料を出しっぱなしにしない・ザックから離れないといった基本対策をしましょう。

ホイッスルや熊鈴は効果は限定的ですが一応携行しても良いでしょう。

その他:

ゴミ袋(自分のゴミは全て持ち帰る)、トイレットペーパー(簡易トイレがネバダ滝上とリトルヨセミテにあります)、

携帯トイレ(もしものため)、カメラやスマホ(防水ケースやストラップ推奨)、

現金やID(身分証明書。パーミット確認時に求められることがあります)、そしてパーミットのコピーも忘れずに持参しましょう。

装備はできるだけ軽量化したいところですが、安全や快適さとトレードオフになります。

特に水・食料・防寒雨具は命に関わるので妥協せず準備してください。

グレイシャーポイントからハーフドームを見てみよう!

ハーフドームへの登山は全行程で往復20kmを超える長距離で、標高差も約1,500mとかなりハードなチャレンジですが、

実はその壮大な姿を手軽に楽しめる絶景スポットもあります。

それが「グレイシャー・ポイント(Glacier Point)」です。

標高約2,200mのこの展望台までは、夏季シーズン中であれば車でアクセスでき、

駐車場からわずか数分歩くだけで、ヨセミテ渓谷の全景とハーフドームを正面から望むことができます。

晴れた日には、谷底を流れるマーセド川やヴァーナル滝、ネバダ滝までも見渡せ、夕暮れ時には岩肌がオレンジ色に染まる神秘的な光景が広がります。

登山までは難しいけれど、ヨセミテの雄大さを体感したい方には、このグレイシャーポイントからの眺めがまさに最適な選択です。

最後に

ヨセミテのハーフドームは園内の中のランドマークのような存在です。

ぜひヨセミテ観光の際はハーフドームを見たり、ハイキングや登山を楽しんでみてくださいね!

インスタグラムでは他にもおすすめの観光スポットをご紹介しています!ぜひチェックしてみてください!

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