ヨセミテ観光:デッドジャイアントトンネルツリーがあるTuolumne Groveとは?
ヨセミテと言えばグレイシャーポイント(Glacier Point)やミストトレイルをはじめとする有名で人気な観光スポットが多く存在します。
今回はヨセミテ公園の中でも穴場の森であるトゥオルミーグローブ(Tuolumne Grove)についてご紹介します!
ぜひこちらの記事を参考にしつつ、ヨセミテ観光の参考にしてみてくださいね!

Tuolumne Groveは知らなかったかも!前にツアーで行った時はヨセミテバレー周辺しか周れなかったんだよね。

私は行ったことがあるけれど、デッドジャイアントトンネルツリーをくぐるのが新鮮な体験で楽しかった!

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トゥオルミーグローブとは?
トゥオルミーグローブ(Tuolumne Grove)は、ヨセミテ国立公園内にあるジャイアントセコイアの森林地帯です。
公園内に3か所あるセコイアの自生地(グローブ)の一つで、面積約20エーカーに約2ダース(20数本)の巨木セコイアが生育しています。
場所は公園北西部のクレーンフラット(Crane Flat)近く、ヨセミテバレーから車で約45分(約26km)とアクセスしやすい位置にあります。
標高はおよそ1,800m前後で森林に囲まれた涼しいエリアとなっており、
周囲にはシュガーパイン(Sugar pine/Pinus lambertiana)やホワイトファー〔アメリカモミ〕(White fir/Abies concolor)などの針葉樹も茂っています。
マリポサグローブに次ぐ規模のセコイアの森で、ゆったりと散策できる穴場のグローブです。
トゥオルミーグローブの歴史について
トゥオルミーグローブは19世紀半ばに入植者たちによって発見され、その巨大な木々は当時から旅行者の関心を集めました。
1870年代には既に観光経路として馬車道が整備され、
1878年には観光客誘致の目玉として立ち枯れになっていた巨大セコイアの幹にトンネルが開けられました。
この木は現在「デッド・ジャイアント・トンネルツリー(Dead Giant Tunnel Tree)」と呼ばれ、
馬車や車が通り抜けられるように改造された初のセコイア巨木として知られています。
トゥオルミーグローブ一帯は1890年の米国議会法によりヨセミテ国立公園の一部として連邦保護下に置かれ、それ以降、巨木と森林生態系の保護が進められてきました。
20世紀末には自家用車の乗り入れによる影響を減らすため、
旧ビッグオークフラット道路(Old Big Oak Flat Road)のグローブ区間が閉鎖されハイキング専用道となりました(車両通行止めは1990年代初頭)。
さらに近年では、トレイルヘッド(入口)の駐車場や案内設備の改善、ピクニックエリアの整備、
森林再生への取り組みなどが行われ、環境への負荷軽減と来訪者の利便性向上が図られています。
デッド・ジャイアント・トンネルツリーを見ることができる!
トゥオルミーグローブでは、樹齢数百~数千年ともいわれるジャイアントセコイアの巨木群を間近に観察できます。
中でも有名なのが先述のデッド・ジャイアント・トンネルツリーで、基部の周囲長は約120フィートとされています(1878年にトンネル化された最初の“トンネルツリー”)。
19世紀に幹に貫通するトンネルが造られたこの木は、1878年に穿孔された最初のトンネルツリー(枯死木)として知られています(立木のトンネル化は1881年のWawona Treeが最初です)。
朽ちつつもその巨体は圧巻で、記念写真のスポットとしてもとても有名な場所です。
グローブ内には他にも倒木となった巨大セコイア(Fallen Giant)や、樹皮の焦げ跡を残しつつも生き続ける逞しいセコイアなど、見どころが点在しています。
ジャイアントセコイアは一般に50~85m級で、80m超の個体もあります。
まさに“世界最大級の生物”であるセコイアのスケールを肌で感じられるでしょう!
季節ごとの楽しみ方について
春(4~6月):
積雪の残る早春を過ぎると、トゥオルミーグローブにも新緑の季節が訪れます。
周辺のハナミズキ(Dogwood)などが花を咲かせ、森に彩りを添えるのは春ならではの光景です。
Tioga Road は例年11月頃~翌年5月下旬/6月頃まで季節閉鎖になりますが、
閉鎖地点はトゥオルミー・グローブ入口の少し先のため、グローブ自体は通年で歩いて訪問できます(積雪・凍結に注意)。
日中でも高地のため気温は穏やかで、ハイキングには快適なシーズンです。
夏(7~8月):
夏は最も多くの観光客が訪れるハイシーズンです。
森の中は直射日光が和らぎ涼しいものの、標高が高いため日差しは強めですので帽子や日焼け止めがあると安心です。
夏休み期間中の週末などは駐車場が満車になることもあるため、朝早めの訪問がおすすめです。
混雑時でもマリポサグローブに比べれば人出は少なく、巨木の森ならではの静けさと壮大さを感じられるでしょう。
秋(9~11月):
初秋から紅葉の時期にかけて、グローブ周辺の森はカエデ類や低木が色づき始めます。
特にハナミズキの葉が赤く染まる様子は巨木と相まって美しく、秋ならではの写真スポットになります。
気温は次第に下がり始め、空気が澄んで遠景までくっきり見える日も多くなります。
観光客も夏より減るため、静かな森の雰囲気をより味わえる季節です。
ただし10~11月頃から初雪が降る年もあり、Tioga Roadの冬季閉鎖が近づく時期でもあります。
冬(12~3月):
冬のトゥオルミーグローブは雪に包まれ、夏とは全く違う幻想的な風景が広がります。
Tioga Roadはグローブ入口直後で冬季閉鎖となりますが、グローブ自体は年間を通じてアクセス可能で、雪道をスノーシューやクロスカントリースキーで訪れることもできます。
背の高いセコイアの枝に雪が積もり、静寂な雪原の中に立つ巨木は一見の価値があります。
人影もまばらで真冬の静けさを独占できますが、防寒対策と十分な装備(防水ブーツや滑り止めなど)は必須です。
また日没が早いため、無理のない計画で行動しましょう。
冬季は公園内の野生動物(オコジョやウサギ等)の足跡を雪上で見つける楽しみもあります。

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主なハイキングトレイルとアクセス
トゥオルミーグローブを楽しむためのメインルートは、旧ビッグオークフラット道路の跡をたどるトゥオルミーグローブ・トレイルです。
トレイルヘッド(入口)はTioga Road沿いにあり、クレーンフラットから東へ約0.5マイル進んだ左手に駐車場があります。
片道約1マイル(1.6km)で高低差は約150m、往復では約2.5マイル(4km)・所要1~2時間ほどのハイキングコースです。
下りは楽ですが復路は登り坂となるため、体力に自信のない場合は余裕を持って休憩しながら戻りましょう。
道中は背の高いマツやモミの林間を通るため直射日光が少なく、夏でも比較的歩きやすい環境です。
標高6,000フィート(約1,800m)付近を歩くため息が上がりやすいこともありますが、道そのものは舗装され整備されているので初心者でも安心して歩けます。
トレイル終点付近がトゥオルミーグローブの森にあたり、そこから巨木をめぐるグローブ内ループ(自然散策路)が整備されています。
ループ径は約0.5マイル(0.8km)でほぼ平坦な周回路です。
ループの入口では巨大セコイアの年輪断面モデル(ベンチとして利用可)が展示されており、年輪に沿って人類史と比較できる説明板が設置されています。
ループ内を進むと次第にジャイアントセコイアの巨木が姿を現し、冒頭で触れた倒木やデッド・ジャイアント・トンネルツリーといった見どころを巡ることができます。
小川に架かる木橋を渡りながらひと回りして再び旧道路に合流し、来た道を登って帰る行程です。
アクセス方法:
公園内での移動は基本的に車となります。
ヨセミテバレー方面からはビッグオークフラット・ロード(Hwy120)を北西へ約45分進み、クレーンフラットからTioga Roadに入ってすぐ左手が目的地です。
一方、サンフランシスコやソノラ方面から西口(ビッグオークフラット入口)経由で来る場合、
ゲートから約15分進んでクレーンフラットでTioga Roadへ右折し、同じく2~3分で左手に駐車場が見えてきます。
駐車場はそれほど広くないため繁忙期は満車の可能性があります。
満車時は近くに路肩駐車できる場所がほとんど無いので、時間帯をずらすか他の観光と組み合わせて再訪する計画を立てましょう。
トイレや駐車場などはあるの?
トゥオルミーグローブのトレイルヘッド付近には最低限の施設が整備されています。
駐車場は無料で利用可能ですが台数は限られているため、繁忙期には早めの到着がおすすめです。
駐車場脇に簡易なトイレ(ピット式トイレ)が設置されており、ここがハイキング前の最後のトイレとなります。
トレイルヘッド周辺にはピクニックエリアも整備されています。
バリアフリー対応のピクニックテーブルが配置されており、ハイキングの前後に休憩や軽食を楽しむことができます。
なお、このエリアでは携帯電話の電波は通じにくいため注意が必要です(最寄りのクレーンフラットのガソリンスタンド付近に公衆電話があります)。
ゴミ箱も設置されていますが、公園の規則に従い自分で出したゴミは持ち帰る「Leave No Trace(その場には痕跡を残さない)」精神で美化に協力しましょう!
動物や植物の観察ポイントなど
標高が高く湿度のあるトゥオルミーグローブ周辺では、多様な動植物に出会えます。
植物では何といってもジャイアントセコイアが主役ですが、
そのほかにも高さ60m以上になるシュガーパイン(ウェスタンシュガーパイン、アメリカネズマツが広がっています。
林床にはドッグウッド(ハナミズキ)の低木やシダ類、ベリー系の潅木などが繁茂し、季節ごとに花や実を付けて森に彩りを添えます。
秋にはこうした下草が紅葉し、巨木との色彩コントラストが観察できます。
歩道上には大小さまざまな松ぼっくり(シュガーパインの球果は世界最大級で40cm以上にも!)が落ちているので、ぜひじっくりと観察してみましょう!
運が良ければ野生動物の姿も見られます。リスやシマリス、アメリカカケス(鮮やかな青い羽の鳥)といった小動物は頻繁に姿を現しますし、
早朝や夕方にはミュールジカ(耳の大きな鹿)が林間を歩く姿を見かけることもあります。
まれにクロクマ(ブラックベア)が餌を求めて周辺を徘徊することも報告されていますが、公園内のクマは人間を避ける傾向があり出会うことは稀です。
それでも可能性はゼロではないため、食べ物の匂いの出るものを車内に放置しない、野生動物に近づきすぎない等の基本ルールは必ず守りましょう!

気候や体調管理など、訪問時の注意点はあるの?
気候と服装:
トゥオルミーグローブは高地のため天候が変わりやすく、麓のヨセミテバレーに比べ気温も低めです。
夏でも朝晩は冷え込むことがあるので、薄手の上着を用意し、脱ぎ着しやすい重ね着で調整しましょう。
日中は紫外線が強いため帽子・日焼け止めが有効です。
ハイキングコースは舗装されていますが、滑りにくいトレッキングシューズか履き慣れた運動靴で臨み、足元の松ぼっくりや段差に注意してください。
冬季は積雪・凍結で足場が悪くなるため、防水性のある冬靴やスノーブーツ、滑り止めスパイクなどが必要です。
天候によってはスノーシューが無いと進めないこともあります。また冬季に車で訪れる場合、タイヤチェーンの携行が義務付けられることがあるので事前に確認しましょう。
体調管理:
標高約1,800mでは空気が薄く、普段平地にいる方は少し歩いただけでも息が切れる場合があります。
無理なペースで飛ばさず、こまめに休憩と水分補給を心がけてください。
往路が下りであるぶん、帰路の登り返しで疲労を感じやすいので要注意です!
高山では軽い脱水や高山病の初期症状が出ることもあるため、違和感を覚えたら早めに休みましょう。
日陰が多く汗をかきにくいため見落としがちですが、水分・塩分を忘れず補給してください。
混雑と安全対策:
夏季や週末は比較的人が多いとはいえ、マリポサグローブほどの混雑ではありません。
しかし駐車場が小さいため、満車時は駐車待ちや再訪が必要になることもあります。
可能であれば朝9時前後までに到着するとスムーズです。
ハイキング中はゆっくり歩いているグループも多いので、狭い場所での追い越し時は声掛けするなどマナーを守りましょう。
園内ではときおり倒木や落枝の危険があるため、強風時は森に入らない方が安全です。
またセコイアの根は地表近くに広がる浅い構造で踏み荒らしに弱いため、必ず決められた遊歩道上を歩き、木の根元には立ち入らないようにしてください。
かつてマリポサグローブが修復工事で一時閉鎖された際には、代替で訪れる人が増えた結果トゥオルミーグローブの踏み荒らしが深刻化した経緯があります。
現在ではロープ柵や案内表示で保護対策が取られていますが、一人ひとりが配慮することが美しい巨木を後世に残すことにつながります。
子供連れの場合でも歩けそうなの?
トゥオルミーグローブへのハイキングは子供連れのファミリーにも比較的向いています。
舗装された緩やかな下り道が中心で道幅も広く、小さなお子さんでも他の難易度の高いトレイルと比べると歩きやすいでしょう。
ただし往路は良くても復路の登りは大人でも疲れるため、幼児の場合は抱っこひもを用意するか、途中で休み休み進むと良いと思います。
高齢の方や足腰に不安がある方でも、トゥオルミーグローブは比較的チャレンジしやすい目的地です。
往復4km程度と距離は長くないうえ、道も整備されているため転倒リスクは低めです。
ただし休憩用のベンチはトレイル入口以外ほとんど無いため、途中でこまめに立ち止まって景色を楽しみつつ体力を温存してください。
グローブ手前の1マイル地点まで行けば大きなセコイアを見ることはできるので、体調に合わせて無理せず楽しむことが大切です。
最後に
トゥオルミーグローブは他の観光スポットと比べると観光客が少なめなのでゆったりと散策できるところが魅力的です。
マリポサグローブよりも規模は小さめですが、ジャイアントセコイアやデッド・ジャイアント・トンネルツリーを楽しんでみてくださいね!
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