ヨセミテの透明度の高い綺麗な湖テナヤ湖
ヨセミテと言えばハーフドーム(Half Dome)やグレイシャーポイント(Glacier Point)など有名で人気の観光スポットがたくさんあります。
今回はヨセミテ公園にある美しすぎる湖である、テナヤ湖 (Tenaya Lake)についてご紹介します!
ヨセミテバレーから約1時間15分ほどのドライブが必要ですが、立ち寄らないのは勿体無いほど美しい絶景スポットですので
ぜひこちらの記事で内容を確認しつつ、観光スケジュールの検討をしてみてくださいね!

ヨセミテに湖があるなんて知らなかったかも!前回行った時は日本からの弾丸ツアーだったからヨセミテバレー周辺観光がメインだったんだよね。

そうなんだ!私は行ったことがあるんだけど本当に綺麗だったよ。グレイシャーポイントなど有名なポイントもたくさんあるけど、この湖の綺麗さは別格だよね!

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テナヤ湖 (Tenaya Lake)とは?
アメリカ・カリフォルニア州にあるヨセミテ国立公園 (Yosemite National Park)は、ユネスコ世界遺産にも登録される雄大な自然景観で知られています。
その中でも特に高地の絶景スポットとして人気が高いのが、テナヤ湖 (Tenaya Lake)です。
標高約2,484メートルの高地に位置する透明度の高い湖で、
その美しさから「ハイカントリーの宝石 (Jewel of the High Country)」とも称されています。
周囲を取り巻く壮大な花崗岩のドームと澄んだ青い湖水が織りなす風景は息を呑むほどで、
ヨセミテのフロントカントリー(車でアクセス可能なエリア)の中で最大の湖でもあります。
夏季には多くの観光客や地元のアウトドア愛好家が訪れ、ピクニックや水遊び、カヤックなどを楽しむ姿が見られます。
美しすぎるテナヤ湖!その歴史と名前の由来
テナヤ湖という名前は、19世紀にこの地を訪れた欧米人が当時ヨセミテ渓谷を支配していた先住民の酋長、テナヤ酋長 (Chief Tenaya)にちなんで名付けられました。
1851年、ゴールドラッシュ期に先住民討伐のため結成されたマリポサ大隊 (Mariposa Battalion)によって
テナヤ酋長率いるアワニチ族(ヨセミテ先住民)はヨセミテ渓谷から追放されました。
その際、テナヤ酋長は「この湖にはもともと『パイウィアック (Pie-we-ack)』という名がある」と抗議したと伝えられています。
「パイウィアック」は先住民の言葉で「輝く岩の湖 (Lake of the Shining Rocks)」という意味で、周囲の花崗岩の山々が湖面に映える様子を表現したものです。
現在では、この由来にちなみテナヤ湖東側にそびえる花崗岩ドームにパイウィアックドーム (Pywiack Dome)という名称が付けられています。
ヨセミテ渓谷周辺は1864年のヨセミテ・グラント (Yosemite Grant)によってアメリカで初めて連邦政府が自然保護のために公有地化した地域となりました。
その後1890年にヨセミテ国立公園が成立し、1916年からは新設のアメリカ国立公園局(National Park Service)の管理下に置かれています。
19世紀後半には自然保護運動家のジョン・ミューア (John Muir)もこの地を訪れ、
1868年の著書『シエラでの初めての夏』の中でテナヤ湖の景観を「時を超えて美しい」と賞賛しています。
テナヤ湖はどうやってできたの?地質や地理について
テナヤ湖があるヨセミテ国立公園は、氷河作用によって形作られた雄大な地形で知られています。
ヨセミテ渓谷自体もかつて氷河によって削られたU字谷であり、
テナヤ湖もまた氷期に発達したテナヤ氷河 (Tenaya Glacier)が山地を削り取ってできた窪地に水が溜まって生まれた氷河湖です。
このテナヤ氷河はヨセミテ高地一帯に広がったトゥオルミー氷原の一部で、ヨセミテ渓谷へ向けて流下し、
途中であの有名なハーフドーム (Half Dome)などの奇観も削り出しました。
氷河が運ぶ岩石堆積物が少なかったため、テナヤ湖付近には大きなモレーン(氷堆石)が残されていないのも特徴です。
湖の周囲には滑らかに研磨された白い花崗岩のドームや峰々が立ち並び、氷河地形特有の壮観な景色を作り出しています。
北側には標高約2,700mのポリードーム (Polly Dome) がそびえ、
東側には先述のパイウィアックドーム、南側にはテナヤ峰 (Tenaya Peak)などが湖を囲んでいます。
これらの岩山は花崗岩が氷河によって磨かれてできたもので、太陽光に照らされるとまさに「輝く岩」となって湖面に映えます。
標高の高さゆえ夏でも麓のヨセミテ渓谷より気温が低く、例えば真夏に渓谷が摂氏38度(華氏100度)近くに達する日でも
テナヤ湖周辺は約摂氏27度(華氏80度)止まりと、涼しく過ごしやすい気候です。
冬季には湖面が凍結し一面の銀世界となりますが、積雪期は道路が閉鎖されるため、
この静寂な冬景色を目にするのはバックカントリー・スキーなど特別な装備を持つ限られた人々のみです。
昔もテナヤ湖付近で干ばつがあった!?
テナヤ湖には、気候変動の歴史を物語る興味深い証拠も残されています。
それは湖の浅瀬に沈む古木の切り株です。湖底から顔を出すいくつかの切り株の年輪を調べた研究によると、
それらの木(ロッジポールパイン)の年齢は600~1000年前に達し、
ちょうど西暦900~1300年頃の中世の温暖期 (Medieval Warm Period)に相当します。
この時期、北米西部では降水量が極端に少ない気候が何世紀も続くメガ干ばつが発生し、
水位の低下したテナヤ湖の岸辺に松の木が成長できるほどでした。
研究者によれば、当時テナヤ湖の水位は現在より約7.5~18メートル(25~60フィート)も低下していたと推定されています。
つまり、気候変動は現代だけでなく過去にも繰り返し起きていたことをこの湖の切り株が教えてくれるのです。
テナヤ湖の水はどこから来るの?
テナヤ湖の水は、周囲の高原から流れ込む小川や湧水によって供給されています。
主な流入源は西側からのマーフィークリーク (Murphy Creek) や南側からのテナヤクリーク (Tenaya Creek)で、
テナヤクリークは隣接するカセドラル湖 (Cathedral Lakes)群から流れてきます。
テナヤ湖を出た水は再びテナヤクリークとなってテナヤ峡谷 (Tenaya Canyon)を10数km下り、
ヨセミテ渓谷内のミラーレイク (Mirror Lake)へと注ぎ込みます。
ミラーレイクは現在では季節によって干上がりますが、
テナヤ湖から流れる清流がヨセミテ渓谷に潤いをもたらす重要な水源となっています。
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テナヤ湖へのアクセスと行き方
テナヤ湖は公園内の山岳道路であるタイオガロード (Tioga Road)沿いに位置しており、車で容易にアクセスできます。
タイオガロードはカリフォルニア州道120号線として公園東西を横断するルートで、
テナヤ湖は同道路沿いでヨセミテ渓谷から約26マイル(42km)北東、トゥオルミーメドウズ (Tuolumne Meadows)からは西へ約7マイル(11km)の地点にあります。
湖の東西両岸に駐車場があり、東岸にはバリアフリー対応のトイレ(バルトイレ)やピクニックテーブルも設置されています。
ただし、タイオガロードは標高の高い山岳道路のため冬季は閉鎖されます。
例年、5月下旬から6月上旬にかけて開通し、11月の初雪が降る頃に閉まるのが一般的なスケジュールです(降雪状況によっては開通が遅れたり初秋に閉鎖される年もあります)。
冬期閉鎖中はスキーやスノーシューといった手段を除き車両で近づくことはできません。
なお、公園管理局の規則により、タイオガロードでは10月15日以降は道路沿いに車を駐めての宿泊(オーバーナイト・パーキング)が禁止されています。
秋以降にこのエリアから登山やバックパッキングを計画する場合はご注意ください。
駐車場やピクニックエリアにはクマ対策の頑丈なフードロッカー(食料保管箱)やゴミ箱が備え付けられており、
野生動物を餌付けしないよう配慮がされています。
テナヤ湖で楽しめるアクティビティ
* ハイキング:
テナヤ湖の湖畔をめぐる約4km(2.5マイル)のループトレイルは、ほぼ高低差もなく初心者でも気軽に歩ける人気コースです。
湖岸の森林やビーチを楽しみながら一周するのに約1~2時間ほどです。
ただし、西端の流入口(マーフィークリーク)および東端の流出口(テナヤクリーク)で浅瀬を渡る必要があり、
季節によっては水に濡れることになる点に注意してください(初夏は雪解け水で増水していますが、秋には干上がることもあります)。
一周せず途中で引き返す往復コースでも十分美しい景色が堪能できます。
特におすすめは湖西岸から南岸にかけてのエリアで、
西端のテナヤクリーク流出口付近から眺める湖と周囲の山々の景観はまさに絵葉書のような絶景です。
* トレッキング(長距離ハイキング):
テナヤ湖周辺はヨセミテ高地のトレイルヘッド(登山口)が集まる地点でもあります。
湖付近から出発できる代表的なルートとして、南へ登れば絶景の**クラウズ・レスト (Clouds Rest)やヨセミテ渓谷への縦走路、
西へ進めばカセドラルレイクやハーフドーム (Half Dome)方面への裏道ルートがあります。
上級者向けですが、テナヤ湖を起点に一泊以上のバックパッキングでヨセミテの奥地を目指すことも可能です(※バックカントリーへ出る際は要許可)。
* 水遊び・泳泳:
夏のテナヤ湖は湖水浴も人気です。
湖東岸には浅瀬の砂浜が広がり、子供連れの家族が水遊びを楽しむ姿も見られます。
もっとも、水温は年間を通じて低めで、真夏でも長時間泳ぐのは難しい冷たさです。
しかし暑い日に足を浸せば火照った体をクールダウンでき、とても気持ちが良いものです。
安全のため、深い場所へ泳ぎ出る場合はライフジャケットを着用しましょう。
* カヤック・カヌー:
テナヤ湖ではカヤックやカヌー、スタンドアップパドルボード(SUP)など非動力のボート遊びも盛んです。
湖畔にはボートのレンタル設備や正式なボートランプ(進水スロープ)はありませんが、
自分で持ち込んだカヤック等を岸辺から自由に浮かべて漕ぎ出すことができます。
エンジン付きのモーターボートは禁止されているため、湖上は静かで自然の音だけが響きます。
穏やかな水面を間近に感じながら周囲の山々を眺めるひとときは格別でしょう。
* 釣り:
釣り愛好家にとってもテナヤ湖は魅力的な場所です。
湖にはマス類(トラウト)を中心に魚影が見られ、春から夏にかけてルアーやフライフィッシングを楽しむ人もいます。
ヨセミテ国立公園内では一年中釣りが許可されていますが、
16歳以上の釣り人はカリフォルニア州のフィッシングライセンス(釣り券)を事前に購入する必要があります。
釣果を期待するなら早朝や夕方の時間帯が狙い目です。
* ピクニック&リラックス:
テナヤ湖はドライブの途中に立ち寄ってお弁当を広げる場所としても最適です。
湖畔のピクニックエリアには木陰にテーブルやベンチが設置されており、鳥のさえずりと爽やかな高原の空気の中で食事を楽しめます。
食べ物の匂いは野生動物を引き寄せるため、利用後は残飯やゴミを必ず備え付けの防臭ゴミ箱に捨て、
食料はクマ用ロッカーにしまうようにしましょう。
日光浴が好きな方は、ビーチにレジャーシートを敷いてリラックスするのも良いでしょう。
標高が高く紫外線が強いため、夏でも日焼け止めと帽子をお忘れなく!
テナヤ湖周辺の観光スポット
テナヤ湖を訪れる際は、近隣の見どころも合わせて楽しみましょう。
* オルムステッドポイント (Olmsted Point):
テナヤ湖からタイオガロードを西へ約1.5マイル(2.4km)進んだ場所にある展望ポイントです。
ここからはヨセミテ渓谷のシンボルであるハーフドームの裏側を遠望でき、晴天時には谷底まで見渡すことができます。
氷河に磨かれた一枚岩の斜面に立つと、ヨセミテの雄大さを改めて実感できるでしょう。
* トゥオルミーメドウズ (Tuolumne Meadows):
テナヤ湖から東へ車で約10分、タイオガロード沿いに広がる標高約2,600mの高原草地です。
初夏にはワイルドフラワーが咲き乱れ、小川が蛇行する牧歌的な風景が楽しめます。
背後にはカセドラル峰やランバートドームなどの名峰がそびえ、ハイキングコースやキャンプ場も整備されています。
ヨセミテ高地観光の拠点ともなる場所なので、時間に余裕があれば是非立ち寄ってください。
* タイオガ峠 (Tioga Pass) とモノ湖 (Mono Lake):
テナヤ湖からさらに東進し公園東端のタイオガ峠(標高3,031m)を越えると、
公園の外に出てカリフォルニア東側の乾燥地帯に景色が一変します。
峠から車で約30分下った先にあるモノ湖は、塩水の巨大な湖で奇岩のトゥファが林立する不思議な光景が広がります。
ヨセミテとは異なる地質景観を堪能できる寄り道スポットとして人気です。
* タイオガロード沿いのその他の湖:
タイオガロードを走っていると、テナヤ湖以外にも高地の美しい湖が点在しています。
西側にはテナヤ湖より標高が低く森に囲まれたスワン湖 (Swan Lake) やトゥール湖 (Tuolumne Meadows付近)などの小さな湖があり、
東側にはタイオガ峠近くのエラリー湖 (Ellery Lake)やティオガ湖 (Tioga Lake)が道路沿いに見られます。
それぞれ特徴が異なる湖なので、ドライブがてら車窓から眺めたり、時間があれば立ち寄って写真を撮ってみるのも良いでしょう。
最後に
テナヤ湖 (Tenaya Lake) は、ヨセミテ国立公園の魅力を語る上で欠かせないスポットです!
雄大な氷河地形が造り出した絶景の湖であり、歴史的な逸話や豊かなアクティビティも相まって、訪れる者すべてを魅了します。
ぜひヨセミテ旅行のプランにテナヤ湖を組み込み、その唯一無二の美しさと楽しさを満喫してみてくださいね!
最後に、テナヤ湖を訪れる際は自然環境の保護にご協力をお願いします!
ゴミの持ち帰りや野生動物への餌やり禁止、トレイルから外れない行動など基本的なルールを守り、
私たちの手で未来の世代もこの素晴らしい湖を楽しめるよう心がけていけたら良いですね。
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