ヨセミテ国立公園の絶景10選|見どころを実際に訪れて厳選

ヨセミテ国立公園の絶景10選|見どころを実際に訪れて厳選

ヨセミテといえば、ハーフドーム、エル・キャピタン、ヨセミテ滝。どれも一度は見ておきたい名所です。

実際に旅をしてみると、記憶に残る景色はそれだけではありませんでした。

山の上から谷を見下ろすGlacier Point、トンネルを抜けた瞬間に視界が開くTunnel View、静かなジャイアントセコイアの森、高地に広がるTenaya Lake、Mist Trailの滝、そしてBig Oak Flat Roadで思わず車を停めたくなった道路沿いの景色。

ひとつひとつが、まったく違う表情のヨセミテです。

今回は、Instagramで公開した動画に登場する10スポットを、一か所ずつもう少し詳しく紹介します。

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動画で見た景色、どれも綺麗だったけど、どこで撮ったのか気になってたんだ!

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有名な展望地から、ドライブ中に出会った道路沿いの景色まで、全部で10か所です。

動画と同じ順番で、一つずつ紹介していきますね。

夕方の光に染まる花崗岩の谷の眺め(イメージ)

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まずは、この記事のもとになったInstagramの投稿をご覧ください。

それでは、動画に登場した10スポットを、動画と同じ順番で見ていきます。

掲載順は動画に合わせたもので、実際に回るおすすめの順番ではありません。

1. Glacier Point|Half DomeとYosemite Valleyを見下ろす大展望

Glacier Point(グレイシャーポイント)は、ヨセミテを「上から」見る場所です。

足元にYosemite Valley、正面にHalf Dome、さらにヨセミテ滝や奥の高地の山々までが、ひとつの視界に収まります。

展望地点は谷底のCurry Villageから3,214フィート(約980m)高い位置にあり、駐車場からは短い舗装路を歩くだけでたどり着けます。

谷底から見上げるヨセミテとは、スケールの感じ方がまるで違います。

Half Domeをほぼ正面に近い角度から眺められるのも、この場所ならではです。

夕方には、岩肌が暖かい色に染まる時間帯もあります。

すぐ南のWashburn Point(ウォッシュバーンポイント)はVernal FallやNevada Fallが見やすい位置にあるので、あわせて立ち寄るのもおすすめです。

訪れる前に確認したいこと

車で行けるのは、Glacier Point Roadが開いている時期(例年、概ね5月下旬〜10月または11月頃、積雪状況により変動)だけです。

季節閉鎖とは別に、火災や煙の影響で一時閉鎖されることもあります。

2026年秋にはDome Fire(ドーム火災)の煙と消火活動のため一時閉鎖され、10月時点では再開日は未定とされていました。

訪問前には必ず、NPSの最新の道路情報を確認してください。

Glacier Pointへの詳しい行き方や見どころは、グレイシャーポイントの行き方・見どころガイドで詳しくまとめています。

2. Tunnel View|ヨセミテを象徴する”あの景色”

Tunnel View(トンネルビュー)は、ヨセミテを代表する風景を眺められる展望地です。

左にEl Capitan(エル・キャピタン)、右にBridalveil Fall(ブライダルベール滝)、谷の奥にHalf Dome。

写真や映像で見たことのある「あの景色」が、目の前にそのまま広がります。

場所はWawona Road(Highway 41)のWawona Tunnel東口で、駐車場から展望スペースまではほとんど歩きません。

ヨセミテを初めて訪れる人に一つだけ展望地を案内するなら、真っ先に候補に挙がる場所です。

車では原則として通年アクセスでき、特に夕方や嵐が抜けた直後の眺めは格別です。

ただし冬は積雪でチェーン規制や一時的な通行止めになることがあるので、道路情報を確認してから向かいましょう。

雲や光の変化によって、谷に立体感が生まれる時間帯です。

見るときは指定エリアから

展望地はトンネル出口のすぐ先にあり、交通量の多い場所です。

NPSはこれまでに車両同士の事故や、車と歩行者のニアミスに対応してきた経緯があり、安全面の改修も行われています。

撮影のために車道へ出たりせず、駐車場と歩行者用の展望エリアの中で景色を楽しみましょう。

Tunnel Viewから見える一つひとつの岩や滝の解説は、トンネルビューで見える絶景まとめで紹介しています。

3. Tuolumne Grove|静かな森で出会うジャイアントセコイア

Tuolumne Grove(トゥオルミーグローブ)は、自分の足で森へ下りて、巨木に会いに行く場所です。

ヨセミテにはMariposa、Tuolumne、Mercedの3つのジャイアントセコイアの林があり、Tuolumne Groveはそのひとつ。

約24本のジャイアントセコイアの成木が立つ、Mariposa Groveより小さな森です。

駐車場から、いまは車両通行止めになっている旧Big Oak Flat Roadを歩いて森へ向かいます。

道はシュガーパインやモミの森を下っていきます。

道路沿いから大木を眺めるのとは違い、森の中へ入っていく道のりそのものがこの場所の魅力です。

帰りの登り返しに注意

全体で往復約2.5マイル(約4km)、所要時間の目安は1〜2時間です。

往路で約500フィート(約150m)下るので、帰りは同じだけ登り返すことになります。

往路は下りなので、帰りの登りに備えて体力と時間に余裕を持たせましょう。

森の中にはトイレも水もないので、水は車を出る時点で持っていきましょう。

ジャイアントセコイアという木そのものの生態や、なぜこれほど大きくなるのかは、ヨセミテのジャイアントセコイア完全ガイドで詳しく解説しています。

Tuolumne Groveへの行き方や季節ごとの楽しみ方は、トゥオルミーグローブの行き方・見どころガイドをご覧ください。

ジャイアントセコイアの森を抜けるトレイル(イメージ)

4. Nevada Fall|Mist Trailを登った先に待つ迫力の滝

Nevada Fall(ネバダ滝)は、自分の足で滝のすぐそばまで登っていくのが醍醐味の滝です。

第1章のWashburn Pointなど、車で行ける展望地からも遠くに眺められますが、間近で迫力を感じたり滝の上部まで行ったりするには、本格的なハイキングが必要です。

Mist Trail(ミスト・トレイル)でVernal Fall(バーナル滝)を越え、さらに岩の多いつづら折りを登った先に、落差594フィート(約181m)の滝が現れます。

Happy IslesからNevada Fall上部までは、Mist Trail経由で往復5.4マイル(8.7km)、標高差は約2,000フィート(610m)。

所要時間の目安は5〜6時間で、NPSでは体力を要する「Strenuous」のコースに分類されています。

この距離と時間はHappy Isles(ハッピー・アイルズ)の登山口からの目安で、駐車場から登山口までの移動は含みません。

気軽な展望スポットではなく、半日がかりの本格的なハイキングとして計画してください。

水量が多いのは春から初夏。

滝の音と水しぶきの中を登る道のりも含めて、この滝の魅力です。

工事や季節によるルート変更に注意

Mist Trailでは補修工事や積雪・凍結のため、一部区間が閉鎖されることがあります。
2026年は7月27日から10月まで(変更の可能性あり)、Vernal Fall Footbridge上部の分岐からVernal Fall上部までの区間で補修工事が予定され、原則として月〜木曜の7時〜15時30分は通行できない運用とされていました(2026年10月時点)。
それ以外の時間帯も、安全上の理由で閉鎖される場合があります。
閉鎖中はJohn Muir Trail(ジョン・ミューア・トレイル)が迂回路になりますが、距離と所要時間は増えます。
出発前にNPSの最新のトレイル情報を確認し、現地の表示に従ってください。

ルートの詳細や服装、Vernal Fallまでの階段の様子は、ミスト・トレイル完全ガイドで詳しくまとめています。

5. Olmsted Point|Tioga Roadで出会うHigh Sierraの大パノラマ

Olmsted Point(オルムステッド・ポイント)は、Half DomeをYosemite Valleyとは反対の北東側から眺める展望地です。

Glacier PointやTunnel Viewと同じ「展望台」でも、見える景色の性格はまったく違います。

場所はTioga Road沿い、標高約8,400フィート(約2,560m)。

Half Dome、Clouds Rest、Tenaya Lake、そして周囲に連なる花崗岩のドームを一望できます。

Yosemite Valleyから見慣れたHalf Domeとは形の印象が異なり、すぐにはHalf Domeと気づかないかもしれません。

駐車場からでも景色は楽しめ、さらに片道0.25マイル(約400m)の起伏のある短いトレイルを歩き、岩場の展望地点まで進むこともできます。

このトレイル沿いでは、氷河に運ばれて取り残された巨岩「迷子石(glacial erratics)」も見られます。

夕日を眺める場所としても知られています。

行けるのはTioga Roadの開通期だけ

車で行けるのはTioga Roadが開いている時期(例年、概ね5月下旬または6月上旬〜10月または11月頃)だけで、最初のまとまった降雪で閉鎖されます。

開通日・閉鎖日は年ごとに変わるので、訪問前にNPSの道路情報を確認してください。

Olmsted Pointの景色や楽しみ方は、オルムステッド・ポイントの紹介記事で詳しく紹介しています。

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6. Dead Giant Tunnel Tree|巨木にトンネルを開けた時代の記憶

Dead Giant Tunnel Tree(デッド・ジャイアント・トンネルツリー)は、第3章のTuolumne Groveの中にある一本の木です。

別の場所へ移動する必要はなく、Tuolumne Groveを歩く途中で出会えます。

第3章が「生きている巨木の森」なら、ここは観光と自然保護の歴史を考えるきっかけになる木です。

この木は、トンネルが掘られた1878年の時点で、すでに高さ約200フィート(約61m)の立ち枯れの木でした。

NPSの歴史資料によると、旧Big Oak Flat Roadの所有者たちは、巨木の中を通り抜けられることが観光客を呼び込むと考え、道路をこの木の近くに通しました。

巨木に穴を開けた19世紀の観光

いまの感覚では、巨木に穴を開けるのは驚く光景です。

19世紀には、巨大な自然を加工して見せること自体が、観光の目玉になっていました。

現在のヨセミテでは、巨木そのものだけでなく、周囲の生育環境や森の生態系ごと守る取り組みが重視されています。

トンネルの向こうに森が見えるこの一本は、そうした保全の考え方の変化を目で見て感じられる存在です。

Dead Giant Tunnel Treeの場所や、Tuolumne Groveの歴史は、トゥオルミーグローブの行き方・見どころガイドでも紹介しています。

7. Emerald Pool|美しい水面とMist Trailで知っておきたい危険

Emerald Pool(エメラルド・プール)は、Mist TrailでVernal Fallの上部を越えて少し進んだ先に現れる、緑色の水をたたえた場所です。

そのすぐ先にはSilver Apron(シルバー・エプロン)と呼ばれる、水が花崗岩の上を滑り落ちる一枚岩が続きます。

花崗岩に囲まれた穏やかな水面は、滝を登ってきた後の目にとても美しく映ります。

名前に”Pool”とあっても、泳ぐ場所ではありません

Emerald PoolとSilver Apronでの遊泳は違法で、非常に危険です。

見た目が穏やかでも、水の流れは極めて危険だとNPSは警告しています。

暑い日には水に入りたくなる景色ですが、ここでは「きれい=安全」ではありません。

泳がない、川に入らない、水際を歩かない。

景色は整備されたトレイルの上から楽しみましょう。

Emerald Poolにたどり着くだけでも、Vernal Fallまでの急な登りが必要です。

工事や季節によるルート変更については、第4章の注意もあわせて確認してください。

気軽な池の散策ではなく、Mist Trailの途中にある印象的な場所として計画に組み込んでください。

Mist Trail全体の歩き方や安全のポイントは、ミスト・トレイル完全ガイドにまとめています。

8. Tenaya Lake|花崗岩の山々に囲まれた高地の湖

Tenaya Lake(テナヤ湖)は、滝や絶壁とは違う、静かなヨセミテを見せてくれる湖です。

花崗岩のドームや山々に囲まれた、道路からアクセスしやすいエリアでは、ヨセミテ最大の湖です。

高地の森を走るTioga Roadの先に、青い水面が突然広がります。

白っぽい花崗岩と青い水の組み合わせは、High Sierra(ハイシエラ)の高地ならではの景色です。

風が弱い日には、周りの山が水面に映り込みます。

湖沿いには駐車エリアがいくつかあり、ピクニックや湖岸の散策、カヤックやSUPなどを楽しむ人の姿も見られます。

水は冷たいため、カヤックやSUPではライフジャケットを着用し、風の変化にも注意してください。

第5章のOlmsted Pointとは同じTioga Road沿いにあるので、一緒に巡りやすい組み合わせです。

こちらもTioga Roadの開通期のみ

車で行けるのはTioga Roadが開いている時期(例年、概ね5月下旬または6月上旬〜10月または11月頃)に限られます。

Tenaya Lakeの駐車場や楽しみ方は、テナヤ湖完全ガイドで詳しく紹介しています。

花崗岩のドームに囲まれた高地の湖(イメージ)

9. Big Oak Flat Road沿い|ドライブ中に出会った景色

9番目は、有名な展望地ではありません。

Big Oak Flat Roadを走っていて、思わず車を停めたくなった景色です。

Big Oak Flat Roadは、Highway 120からYosemite Valleyへ下っていく道路です。

私たちも安全に停められる場所に車を寄せて、しばらく辺りを見渡しました。

普段はどうしても有名な展望地に足が向きがちですが、ドライブの途中で見たこの景色が、思いのほか心に残りました。

こういう景色に偶然出会えるのも、ヨセミテをドライブする楽しさのひとつです。

停めるのは既設の待避スペースだけ

景色が良いからといって、路肩の好きな場所に車を停めるのはやめましょう。

NPSは、道路脇や道路の外に新しく駐車スペースをつくらないよう求めています。

停める場合は現地の駐停車規制に従い、車が車道にはみ出さずに収まる既設の待避スペースを使いましょう。

三脚を車道に出さず、周りの車の流れに注意しながら、安全に景色を楽しんでください。

10. Wawona Point|ジャイアントセコイアの森を登った先の絶景

10スポットの最後は、Wawona Point(ワウォナ・ポイント)です。

車を停めてすぐ見られる展望台ではなく、巨木の森を長く歩いた先にある展望地です。

Wawona Pointは、ジャイアントセコイアの森Mariposa Grove(マリポサ・グローブ)の上部にあります。

Mariposa Grove Arrival Areaから往復約7.75マイル(約12.4km)、標高差約1,200フィート(約360m)、所要時間の目安は4〜6時間です。

道中ではBachelor and Three Graces、Faithful Couple、Clothespin Treeといった有名なジャイアントセコイアのそばを通ります。

「Mariposa Grove=大きな木を見る場所」と思って歩いていると、その奥にこれほど開けた景色が待っていることに驚きます。

森の中を歩き続けた先で、最後に視界が一気に開ける。

10スポットの締めくくりにふさわしい場所です。

Mariposa Groveへはシャトルで

一般の車は原則としてMariposa Groveまで直接入れず、South Entrance近くのWelcome Plazaに駐車して無料シャトルでArrival Areaへ向かいます。

シャトルは例年4月下旬〜11月頃に運行していて、運行時間は時期や天候によって変わります。

12月1日から少なくとも4月15日までは運休し、その間はArrival Areaまで片道約2マイル(約3.2km)を歩く必要があります。

運休中にWawona Pointまで歩く場合は往復約6.4kmが加わって合計約19kmになり、積雪や凍結もあるため、上記の4〜6時間という目安は当てはまりません。

Welcome Plazaの駐車場は午前中の遅い時間に満車になることがあるので、早めの到着がおすすめです。

Mariposa Groveの見どころやシャトルの使い方はマリポサ・グローブ完全ガイドで、ジャイアントセコイアそのものについてはヨセミテのジャイアントセコイア完全ガイドで詳しく紹介しています。

セコイアの森の先に広がる山並みの展望(イメージ)

まとめ|10の景色から見えてくるヨセミテの多様さ

今回の10スポットは、ランキングではありません。

高さを感じるGlacier Point、王道のTunnel View、巨木の森のTuolumne Grove、歩いて間近に迫るNevada Fall、High SierraのOlmsted Point、観光の歴史を伝えるDead Giant Tunnel Tree、美しさと危険が同居するEmerald Pool、静かな高山湖のTenaya Lake、偶然出会う道路沿いの景色、そして森の先で視界が開けるWawona Point。

今回の動画では、ヨセミテの多彩な景色を10の見どころにまとめました。

10か所は公園内の離れたエリアに散らばっていて、1日ですべてを回るのは現実的ではありません。

Nevada FallやWawona Pointは、それだけで半日がかりになります。

車で行ける展望地や短い散策は同じエリアでまとめて回り、長いハイキングをする日はそのコースを一日の中心にして、移動や休憩に余裕を持たせるのがおすすめです。

ヨセミテの主な観光スポットやホテルをまとめて知りたい方は、ヨセミテ国立公園の観光スポット9選もあわせてご覧ください。

ヨセミテの入園料と事前予約について

2026年10月時点で、ヨセミテへの入園に日時指定の事前予約は不要ですが、入園料は必要です。
普通乗用車の入園料は$35で、7日間有効とされています。
さらに、16歳以上の米国外居住者には、対象となる年間パスで入園する場合を除き、通常の入園料に加えて1人$100の追加料金がかかります。
ヨセミテ専用の年間パスは米国市民・居住者向けで、米国外居住者向けにはAmerica the Beautifulの非居住者用年間パス($250)があります。
パスの購入資格や同乗者への適用条件は、NPSの公式案内でご確認ください。
日本から旅行する方は、特に注意してください。

情報確認について

本記事は2026年10月確認時点で、アメリカ国立公園局(NPS)のヨセミテ国立公園公式ページを主要な参照元として作成しています。道路の開通・閉鎖、火災や煙の状況、トレイルの工事迂回、シャトルの運行時間、入園料などは変更される可能性があります。訪問前に、NPSのCurrent Conditions(最新の道路・トレイル情報)と公式の火災情報でご確認ください。

インスタグラムでは他にもおすすめの観光スポットなどをご紹介しています!ぜひチェックしてみてくださいね!

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