【後編】アメリカ起業の難しさとは?銀行に断られた後の資金調達と“信用”の作り方
はじめに
皆さんこんにちは。エコドライブの鈴木です。
今日のテーマはアメリカでの起業の難しさ【後編】についてです。
前編では、アメリカで起業した当初、3万ドル・在庫3台からスタートして、資金繰りにかなり苦労したお話をしました。
そして、在庫を増やしたいと思って銀行に相談しに行ったところ、
起業2年目ではまったく話にならなかった、というところまでお話ししました。
今回はその続きとして、銀行に断られたあと、僕がどうやって資金を調達したのか、
そしてどうやって少しずつ銀行融資につながる信用を作っていったのかを、実体験ベースでお話ししていきます。
高金利の借入れが在庫ビジネスにどれだけ重くのしかかったのか、
そして僕が最終的に感じた“信用ができるまでの数年間の大変さ”についても、
当時のリアルな感覚と一緒に振り返っていきます。

銀行に断られたあとって、もうどうにもならない感じがしてしまうよね。
そこからどのように事業を進めていったんだろう?気になるなあ!

正直かなり大変だったと思う。
アメリカで信用を得ていくのってとても長い道のりだよね。

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銀行に行っても、最初はまったく相手にしてもらえなかった
前編の最後でも少し触れましたが、僕は「在庫を増やしたい」「もっとお客さんの要望に応えたい」と思って、銀行に借入れの相談をしに行ったんですね。
でも、これが完全に甘かったんです。
本当に、全く相手にしてもらえなかったんですよ。
3年分のファイナンシャルレコードが必要だった
銀行の人たちが言うには、「3年分のファイナンシャルレコードを持ってきてくれ」と。
ファイナンシャルレコードというのは、会社の財務諸表ですね。
いわゆるPL(Profit and Loss Statement:損益計算書)とかBS(Balance Sheet:貸借対照表)とか、そういったものです。
でも僕はその時、まだ起業して2年目だったんです。
当然、3年分なんて用意できるわけがないじゃないですか。
起業2年目では、そもそも土俵に立てなかった
こちらとしては「1年分でも見てもらえないか」と思うわけなんですけど、向こうは「3年分がないと話が進まない」というスタンスなんですね。
だから、そもそも審査以前の問題で、話自体が前に進まなかったんです。
少なくとも当時の僕にとっては、起業初期の小さな会社が銀行からすぐにお金を借りられるような感覚は全くありませんでした。
スタートアップでも借りられる先を、自分で探すしかなかった
銀行がダメなら、もう自分で探すしかないわけです。
そこで頼ったのが、困った時のGoogle検索でした。
「スタートアップでも借りられるところはないかな」と思って、いろいろ調べたんですね。
すると意外と、「お金を貸しますよ」というところは出てきたんです。
個人のクレジットヒストリーが助けになった
僕の場合は、その時たまたま個人の信用があったんですね。
いわゆるクレジットヒストリーです。
これが比較的良かったので、審査自体は思ったよりもすんなり通ったんです。
会社としての実績はまだ弱くても、個人の信用が見られていたんだと思います。
表向きの金利と、実際の負担は違った
ただし、条件は決して良くなかったですね。
表向きの金利はだいたい10%くらいだったんですけど、手数料やら何やらが結構入ってくるんですよ。
そうすると、結局は15〜18%くらいの負担感だったと思います。
今思えば、銀行から借りられないだろうという前提で、だいぶ足元を見られていたんだと思います。
でも、当時の僕には他に選択肢がなかったんですね。
金利だけでなく、手数料も含めた負担感を見る必要がある
お金を借りる時って、どうしても最初に見るのは金利なんですけど、実際にはそれだけでは分からないことも多いんですよね。
表向きの金利がそこまで高くないように見えても、手数料や諸条件が重なることで、
実際の負担感はかなり大きくなることがあります。
特に起業初期みたいに選択肢が少ない時ほど、「借りられるかどうか」だけで判断してしまいやすいんですが、
後からじわじわ効いてくるのは、こういう見えにくいコストなんですよね。
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高金利の借入れは、在庫ビジネスにとって本当に重かった
そこから借りて、とにかくお客さんの要望に応えるのに必死でした。
でも、高金利でお金を借りて在庫を持つというのは、やっぱり本当にきついんですよね。
在庫期間中も、金利はずっとかかり続ける
中古車って、仕入れた瞬間から売れるわけじゃないです。
当然、在庫として持っている期間があります。
その間も、借入れしている以上、金利の負担はかかり続けるんですね。
売れるまで待っているだけでも、コストが増えていくわけです。
相場が下がることも多く、ダブルパンチになる
しかも中古車って、在庫期間が長くなってくると相場も下がることが多いんです。
基本的には、車の価値って時間とともに落ちていくことの方が多い。
だから、在庫期間中は金利は払わなきゃいけないし、相場は下がっていくしで、ダブルパンチなんですよ。
だから、場合によっては「利益が薄くても今売ってしまった方がいい」という判断をすることもよくありました。
実際、トントンくらいで売ったことも何度もありましたね。
在庫ビジネスでは、時間そのものがコストになる
在庫ビジネスって、商品を持っている時間が長くなるほど、その分だけ資金が固定されるんですよね。
しかも中古車みたいに相場が下がりやすい商品だと、持っている間に価値が落ちることもあるし、その間の金利負担も続きます。
つまり、「まだ売れていない」という状態そのものがコストになるわけです。
だから、利益を最大化することだけじゃなくて、どのタイミングで現金化するかを考えることも、すごく大事になってくるんですね。
起業初期は、ビジネス本の通りにいかないことも多かった
中古車販売って、算数みたいに「こうすればこうなる」みたいな公式のようなセオリーが、
実はそんなに単純じゃないんですね。
タイミングとか運とか、そういう要素もかなりあると思っています。
利益率20%なんて言っていられない場面もあった
巷のビジネス本には、「利益率は20%確保しよう」とか、いろいろ書いてありますよね。
もちろん、それが理想なのは分かります。
でも起業時って、そんなこと言っていられない場面がやっぱりあるんですよ。
お客さんにも、「ここはどうしても譲れない」という条件があったりする。
その条件に合う車が、次にいつ出てくるか分からない。
そうなると、利益率だけを見て判断できないことって本当に多いんです。
トントンで売った車が、あとで価値を持つこともある
実際、当時トントンで売らなきゃいけなかったお客さんも何人かいました。
でも、そういったお客さんが、今でもメンテナンスや整備で車を持ってきてくれるんですね。
だから今思えば、あの時の判断はあれで良かったのかなと思っています。
目先の利益だけでは測れない価値って、やっぱりあるんですよ。
3年間なんとか乗り越えて、ようやく銀行融資につながった
そんな感じで、なんとか3年間乗り越えてですね、ようやく銀行で融資を受けられるようになったんです。
ただ、そこに行くまでが本当に大変でした。
大手銀行では結局通らなかった
3年経てば大丈夫かというと、そうでもなかったんですよね。
結局、大手の銀行はダメでした。
その後地方銀行のような比較的小さい銀行に行って、たまたま口を聞いてくれる人がいて、紹介してもらったことで話が進んだんです。
最初の銀行融資は5万ドル、金利は6%くらいだった
その時に組めた融資額は5万ドルくらいでした。
当時の感覚だと、500万円くらいですね。
金利は6%くらいだったと思います。
借りて返してを繰り返して、少しずつ信用ができていった
そこから、その銀行との付き合いが始まりました。
借りて返して、借りて返してを繰り返していく中で、少しずつ信用がついてきたんですね。
僕が感じたのは、アメリカではこの“信用ができるまで”が本当に大変だということです。
多くの人は、その前に諦めてしまうんじゃないかなと思います。
信用は一気には作れず、積み重ねでしか育たない
僕が実際に感じたのは、アメリカでは信用って一気に作れるものではないということです。
事業を始めたばかりの頃は、やる気や将来性があっても、それだけで評価されるわけではないんですよね。
むしろ、借りて返す、約束を守る、数字を積み上げる、そういうことを少しずつ続けて、ようやく信用になっていく。
だからこそ、最初の数年間をどうやって乗り切るかが、その後の資金調達にも大きく関わってくるんだと思います。
まとめ:アメリカ起業で本当に大変だったのは“信用ができるまで”だった
今日は、アメリカでの起業における銀行融資の難しさについて、僕自身の実体験をもとにお話ししました。
銀行に相談しても、起業2年目では3年分の財務諸表がないため、そもそも話が進まない。
だから自分で借りられる先を探して、高い金利を払いながら、なんとか在庫を回していくしかなかった。
しかも、中古車販売のような在庫ビジネスでは、金利負担に加えて相場下落もあるので、
借入れの重さがそのまま経営の重さになるんですね。
それでも、借りて返してを繰り返しながら実績を積んでいけば、少しずつ信用ができて、ようやく銀行融資につながっていく。
少なくとも僕の経験では、アメリカ起業で本当に大変だったのは、
事業を始めることそのものよりも、信用ができるまでの数年間でした。
これからアメリカで起業しようと思っている方や、すでに事業を始めている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
というわけで、今日もエコドライブの鈴木がお送りしました。またお会いしましょう。
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