アメリカで起業する際に経験したことを体験談として紹介!
こんにちは、エコドライブの代表、鈴木です。
今回はアメリカで起業してから10年の経験をもとに、実際に体験したことをお話しします。
今思えば絶えず困難な状況でしたが、それぞれの経験が今の私を形作っていて役立つこともあります。
ぜひ、楽しみながら読んでもらえれば幸いです。

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多くの人が直面する現実的な問題【資金調達】
起業すると決めた当初、私が直面した最大の課題は、資金調達の難しさでした。
特に銀行融資を受ける際のハードルは想像以上に高いです。
これから「資金繰り」の重要性についてお話ししていきますが、アメリカでビジネスを始める多くの起業家が直面する壁の一つになると思います。
自社の商品性質: 中古車販売
私のビジネスは中古車販売で、高品質な車を適切な価格で仕入れることが重要でした。
市場のニーズを正確に把握し、顧客が求める品質の車を提供することが、ビジネスを成長させる上で欠かせない要素となります。
そして、このようなビジネスを継続するためには、資金繰りを常に気に掛ける必要がありました。
特に物販ビジネスでは、商品の仕入れに先立って資金が必要となります。この点を軽視すると、ビジネスはすぐに行き詰まってしまいます。
中古車販売というビジネスを一人で立ち上げた時、初期投資として3万ドル(当時1ドル100円くらいだったので、約300万円ほど)を用意していました。
この資金で3台の車を仕入れ、今のビジネスをスタートすることになります。
自己資金300万円、3台プリウスからスタート

この3万ドルの資金を使い、3台のプリウスを仕入れ、プリウス専門店としてビジネスをスタートさせました。
当時の為替レートで約300万円になるので、一台あたり70万円の仕入れで、最初の在庫を確保。トータルで210万円かかったので手元に残ったのはわずか90万円でした。
今思えばかなりリスクの高い挑戦だったと思います。
というのも当時、ちょうど子供が生まれたこともあり家族の生活を支える責任もありました。
生活費を稼ぎながら事業を成長させるという二重の挑戦に直面していました。
買っては売っての繰り返し。言うのは単純だが…
私が始めた中古車販売のビジネスでは、「売っては買って、売っては買って」の繰り返しですが、実際にはそう簡単にはいきません。
特にこのビジネスでは、顧客が支払いを完了するまで時間がかかることが多く、その間に他の顧客からの注文が入ることもありました。
注文が入っていても資金がなければ新しい仕入れができず、ビジネスの機会を逃すことになります。
自分たちの取り分を置きながら在庫をそろえなければいけない。でも車は高い買い物だからすぐにお金を用意できない。
別の方から注文が入っても、お金が入っていないので仕入れができない。といった形で、「資金繰り」の重要性を思い知ることになります。
しかし、それでも私がビジネスを続けることができたのは、地元のコミュニティからの支援があったからでした。
アメリカに来て10年経っていたので、多くの知り合いができていました。彼らの多くが、私の新しいビジネスを応援してくれたので、私のビジネスは少しずつ成長していきました。
やはり銀行の資金調達は難易度が高い
起業して2年目の時、このような仕入れ問題があったので、私はビジネスの拡張のため銀行に融資をお願いしました。
これがなかなかの挑戦でした。銀行は3年分の財務記録を要求しましたが、当然ながら新しい事業にはそれがありません。
結局、銀行融資は叶わず、グーグル検索で代替の資金調達方法を探ることになります。
幸い、私のクレジットヒストリーが良好であったため、他の金融機関から融資を受けることができましたが、金利は想定外に高く、10%の表面金利を支払う必要がありました。
表面的には10%ですが手数料などを含めると実質15~18%にもなります。
恐らく、銀行から借りれないという事情を知っているからこそできる金利だと思います。
資金を得た後ものしかかる資金繰り
資金を得ることができたものの、中古車販売というビジネスの性質上、在庫の仕入れと販売のサイクルは複雑で、顧客が支払いを完了するまでの時間、競合他社からの圧力、市場の変動など、多くの不確定要素に直面します。
しかも車は価値が下がりやすい商品であり、在庫を長く抱えるほど、そのリスクは高まります。
その期間中も金利は発生するので、時には目の前のお客さんに利益を度外視してでも速やかに販売するという難しい判断を迫られました。
中古車販売では教科書的なセオリーは通用しない

よくビジネス本では「利益率20%以上を出そう!」と言われているケースが多いと思います。
確かにそのような数値を出せるのが理想なのですが、実際の場ではそんなことを言っていられないのが現状です。
数字的な正解も重要ですが、それよりもタイミングや運などが深くかかわってきます。
そもそもお客さんの希望通りの車を仕入れられるかも、運次第になります。
タイミング良く仕入れがうまくいったとしても、車両を保有しているだけで金利は発生しているので当時利益が出ない状態で売った人もいます。
ただ、そこからの関係性で今でも整備を使ってくれたり、長い付き合いが生まれていることもあります。
こういったことから、数値以外の要素もビジネスを行う上では重要です。
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3年後、ついに銀行融資を受けられるように
ついに事業スタートから3年が経ち、やっと銀行からの融資を受けられるようになりました。
今から7年前くらいの話になります。
とはいっても、それでも大手銀行からの融資は断られ、地方の小規模な銀行から借りることになります。
この銀行と取引できたのも知り合いの紹介により、運良く融資のチャンスを得ることができました。
結果、5万ドル(当時のレートで約500万円)を借り入れに成功します。
銀行から借りられても、そこで終わりではない
やっと銀行から融資を受けられるようになりましたが、借りられればすべて解決、というわけではありません。
金利や手数料、返済期間などの条件は、金融機関や会社の状況によって大きく変わります。
日本の融資と比べると、「やっぱり負担は軽くないな」と感じる場面もありました。
それでも、銀行との取引を始められたこと自体は、事業を続けていく上で大きな一歩になりました。
借りた資金を事業に活用し、約束どおり返済する。
そうしたやり取りを重ねながら、金融機関との関係を少しずつ築いていくことも、経営者の大切な仕事の一つだと思います。
もちろん、融資を受けられるかどうかや、その条件は、事業内容や財務状況、金融機関の判断によって異なります。
ただ、アメリカでビジネスを続ける中で、信用は一度に手に入るものではなく、時間をかけて積み上げていくものだと実感しました。
最後に
この経験を通して感じたのは、アメリカで起業する際には、技術やアイデアだけでなく、日々の数字を整え、周囲や金融機関との信用を少しずつ築いていくことも大切だということです。
また、起業家としては、断られたからといって諦めるのではなく、常に代替の方法を模索し続ける柔軟性が求められます。
今回の話が、アメリカでの起業を目指す方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。
アメリカでのビジネス展開は容易ではありませんが、適切な準備と戦略があれば成功確率を上げることができるはずです。
それでは、エコドライブの鈴木でした。
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