英語とキャリアの伸ばし方|企業法務弁護士が語るアメリカ留学の価値

海外移住の実体験をインタビュー!

エコドライブのご利用者の中から、渡米された理由についてインタビューを行いました。

アメリカに駐在予定の方や、留学を検討されている方、海外移住に興味のある方はぜひ一度確認してみてくださいね!

※ここでいう「移住」とは、数年の留学や研修なども含みます。

今回は長期レンタカーを利用されている「Goki Oyamaさん」にインタビューを行いました。

プロフィール紹介

名前: Goki Oyamaさん

職業:弁護士(企業法務専門)

在住地:ロサンゼルス(2023年8月~2024年7月)→ニューヨーク(2024年8月~)

サービス内容: フレックスリース

https://www.ecodriveondemand.com/product/flex/

アメリカに渡られた目的とその経緯を教えていただけますか?

元々アメリカの大学院で仕事の一環として学びたいという希望がありました。

複数の選択肢を検討した結果、UCLAを選択しました。

留学先はロースクールで、ロサンゼルスには私以外にも同じ目的で来ている日本人弁護士が複数いました。

弁護士事務所の留学制度について詳しく教えてください

事務所の制度は公募制ではなく、希望者が自主的に出願準備を行い受験する形式です。

書類審査のみですが、合格すると事務所から学費相当の補助金が支給される仕組みになっています。

家族帯同の有無に関わらず、同じ条件で支援を受けることができます。

なぜアメリカの大学院で学びたいと思われたのですか?

日本での業務においてアメリカの法規制が関わる案件が多かったため、現地で直接学ぶことが最も効果的だと考えました。

また、ロースクール卒業によりアメリカの司法試験受験資格が得られる点も重要でした。7月末に受験した試験がそれに該当します。

実務に直接活かせるかは別として、○○州弁護士という肩書きを得られることには意味があります。

業界では多くの弁護士がこの資格を取得しており、日本である程度経験を積んだ後、研鑽と充電を兼ねてアメリカで学ぶという流れが定着しています。

ニューヨーク州の弁護士資格を選ばれた理由は?

担当案件にニューヨーク州法が関わることが多かったためです。

ニューヨーク州法は国際取引において頻繁に準拠法として選択されます。

ニューヨーク州は最もメジャーな選択肢であり、同期の多くもニューヨーク州を選択していました。

ご専門分野について詳しく教えてください

弁護士の業務は大きく分けて、離婚や相続を扱う一般民事と、企業を顧客とする企業法務の2つがあります。

私は企業法務を専門としています。

留学する弁護士の多くは企業法務専門です。

というのも大規模事務所でなければ留学支援制度がないことが多く、また一般民事では海外法の知識が必要となる場面が限定的だからです。

企業法務では海外クライアントとのコミュニケーションも発生するため、英語力と海外法の知識が重要になります。

そのため、企業法務専門の弁護士が留学することが一般的です。

ロサンゼルス滞在中は車でいろんなところに行きました。グリフィス天文台です。

金融法務を専門に選ばれた経緯を教えてください

私の業務では金融関連の案件が多く、金融分野においてはニューヨークが世界の中心です。

今後の業務でもニューヨーク州資格を持っていることが有利に働くと考えました。

ただ当初から金融専門を志望していたわけではありません。

大規模事務所で様々な案件を経験し、複数の分野を試した上で、自分に最も適していると感じた分野を選択しました

金融法務の仕事の性質について教えてください

「訴訟」の場合は相手方との戦いであり、提出書類の不備を指摘し合う対立的な性質があります。

しかし金融法務では、資金調達や株式上場など、全関係者が共通の目標に向かって協力する案件が多いです。

全員が努力して一つの目的を達成するという仕事の性質が私には合っています。

デスクワークが中心で、書類を精査し、一つの成果物を作り上げていく作業が主体となります。

このような協調的な仕事の進め方が私の性格に適していると感じています。

そもそも弁護士になった理由を教えてください

父は弁護士ではありませんが別の専門資格を持っており、幼少期から資格を持つことの重要性を説かれていました。

法学部に進学したこともあり、自然な流れでした。

最も難関とされる弁護士資格に挑戦しようと考えました。

特別な正義感からではなく、会社員よりも専門性を持った職業に就きたいという考えが根底にありました。

日本での働き方について教えてください

日本では仕事中心の生活でした。

土日のみが自由時間という状況が続いていました。

現在は5時には仕事が終わり、生活が一変しました。

自分の時間が大幅に増えたことが最大の変化です。

アメリカと日本の労働環境の違いについて教えてください

まだ短期間の経験ですが、アメリカの方が労働時間は短いと感じます。

弁護士の絶対数が多いため、仕事が分散されているのでしょう。

事務所の規模も大きく、全米に15以上の支店を持つ事務所もあります。

州によっては州資格保有者のみが業務可能な場合もあります。

人材と受け皿が豊富なため、日本より余裕のある働き方が可能です。

また、日本人の真面目な性格が長時間労働につながっている面もあると思います。

多忙な日々を送っていた東京の職場でのプロフィール写真。アメリカに来てから働き方に対する意識が大きく変わりました。

UCLAでの留学生活について教えてください

私が参加したプログラムは外国人法学部生および法律実務家向けのコースでした。

アメリカ人学生との交流機会もありましたが、基本的には各国からの留学生との交流が中心でした。

中国からの留学生は特に若い年齢で渡米しており、就職競争での優位性を求めて留学している印象でした。

特定の理想や熱い思いを語る留学生は少なく、キャリアアップという現実的な目的で来ている人が多数でした。

留学中の経済面について教えてください

現在は研修先から給与が支給されていますが、1年目は学費プラス1万ドル程度の支援のみでした。

そのため、貯金を切り崩しながら生活していました。

今はようやく給与が支給されるようになり、経済的に安定しました。

経済的な負担もありながら、2年間の留学・研修を通じて得たものはありますか?

初めての海外生活を経験できたことは貴重でした。

海外で生活する能力を身につけられたことは大きな収穫です。

また、外国人の友人がほとんどいなかった状況から、同じ職種の外国人との人脈を構築できました。

これは日本では得られない財産であり、今後の業務にも活かせる貴重なネットワークです。

ナパバレーの有名なワイナリー「オーパスワン」。ワイナリーまでは配車サービス「Uber」で行き試飲を楽しみました。

アメリカでの失敗談や苦労話を教えてください

アメリカ国外での話ですが、旅行先でレンタカーのバッテリーが上がるトラブルがありました。

また、携帯電話をUberを利用した時に置き忘れるなど、小さなハプニングはありましたが、幸い大きなトラブルには遭遇していません。

アメリカの好きなところを教えてください

ニューヨークはまだわからないのですが、アメリカ人に限らずこの国の人々は大らかな性格です。

マイペースで、自分の時間を大切にする文化があります。

日本での生活で忘れていた価値観を再認識できたことは、大きな収穫でした。

ニューヨークでの新生活について教えてください

先週から仕事が始まったばかりです。私は毎日出社していますが、周囲の弁護士はリモートワークを活用している人が多いです。

ニューヨークは地下鉄網が非常に発達しているため、現在車は所有しておらず、今後も購入予定はありません。

ニューヨークでの時間の使い方について悩んでいることは?

現在の悩みは冬の過ごし方です。

まだ暖かいため、ランニングやテラスでの食事を楽しんでいます。

野球観戦が趣味なので、シーズン中は試合を観ています。

しかし冬は極寒で外出も困難になり、野球もオフシーズンになります。

他のスポーツ観戦も選択肢ですが、冬の過ごし方については検討中です。

大谷選手がドジャースに所属してから、リトル東京のホテルに描かれた壁画です。

今後の旅行計画について教えてください

具体的な計画はまだありませんが、東海岸の各州はロサンゼルス滞在中に意図的に訪問を避けていました

2年目で訪れる予定だったからです。

マイアミやボストンなど東海岸の主要都市、またヨーロッパも近いため、機会があれば訪問したいと考えています。

この2年間は大山さんにとってどんな期間ですか?

人生の夏休みだと捉えています。

課題もありますが、それほど負担ではありません。

今後の人生の目標について教えてください

仕事上の具体的な目標は現時点では設定していません。プライベートではいずれ住宅を購入したいと考えています。

現在は貯金を切り崩して生活しているため、帰国後は貯蓄をゼロから始めることになります。

住宅や車の購入に向けて、計画的に貯蓄していく必要があります。

他の職業に就きたいと思ったことは?

現時点では転職は考えていません。

私たちはビジネスを行う人々を支援する立場であり、自らビジネスを行う側にはなれないと認識しています。

経営者は革新的なアイデアを生み出し、それを実現していく能力が必要ですが、私にはそのような発想力はないと感じています。

そういった人々を法的に支援する側の方が、自分の適性に合っていると考えており、現在の職業を続けるつもりです。

日本に帰国後の予定について教えてください

帰国直後は車の必要性が低いと予想されるため、すぐには購入しない見込みです。

ニューヨーク州弁護士資格は5年ごとの更新制と記憶していますが、詳細はまだ確認していません。

維持は必要でしょうが、現地に常駐する必要はないはずです。

10. カリフォルニア州は国立公園も多いです。ジョシュアツリー国立公園の美しい夕日

ご家族について教えてください

既婚ですが、妻は仕事の都合で日本に残っているため、単身赴任状態です。

一人でいると家にいるより外出したくなる傾向が強くなります。

家族がいる人と比べて、活動的になっているかもしれません。

残りの期間をどう過ごしたいですか?

2年間という限られた期間なので、後悔しないよう充実した生活を送ることを心がけています。

その結果、経済的には厳しくなりますが、それは仕方ないと割り切っています。

時間があるため、様々な場所を訪れたいという気持ちが強いです。

昨年12月から、時間があれば次の旅行先を探している状態が続いています。

留学を検討している方へメッセージをお願いします

経済的には確かに厳しい面がありますが、迷っているなら、ぜひ挑戦することをお勧めします。

多くの楽しい経験が待っています。

私の場合期間が限定されており、日本での責任や生活基盤の再構築が待っていることを考えると、この期間を最大限活用しようという気持ちになります。

人生の夏休みとして、思い切り楽しむことが現在の原動力になっています。

選べる乗り方、きっと見つかる
エコドライブのオンデマンドサービス

エコドライブではアメリカ西海岸での車利用をもっと手軽に、そして身軽にするために多種多様なサービスをご用意しております。

・数日間、もしくは数週間のご利用

日本から数日~1週間ほどの旅行に来られる方
日本からご家族、友人が来られる方
休暇中に旅行に行かれる方

ハイブリッドレンタカー

 

・月ごとにご利用される場合

1ヵ月以上滞在する予定の方
比較的新しい車に乗りたい方
毎月違う車に乗りたい方

サブスクプラン

 

・最大2年で解約違約金なし

長期で滞在することが決まっている方
毎月の金額を押さえたい方
解約を制限がなく、自由に行いたい方

フレックスリース

・法人/駐在員向けの新車3年リース

アメリカに進出したばかりの法人、経営者の方
アメリカに駐在が決まった駐在員の方

法人&駐在員向けリース

購入をご検討中の方はウェブサイト上部の「🔍購入サイトはこちら」から在庫車両をご確認いただけます。

関連記事

TOP