はじめに:テスラ モデルXの魅力と課題
皆さん、こんにちは。エコドライブの鈴木です。
今回は、テスラ モデルXの良い点と劣る点に関して、私が約2年間愛車として乗ってきた実体験をもとにまとめてみました。
これまでも研究用としてモデル3やモデルSに乗る機会がありましたが、モデルXは生活の一部と言えるほど馴染んでおり、フルサイズSUVとしての圧倒的な存在感を感じています。
この記事ではまずモデルXの良い点を紹介し、その後で「ここはちょっと…」と感じた劣る点を2つ取り上げます。
メリットばかりが注目されがちなテスラですが、やはり完璧な車というわけではありません。
購入を検討されている方は、メリットとデメリットをしっかり見極めたうえで決断すると良いでしょう。

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モデルXは生活の一部
これまでも研究目的で、モデル3やモデルSなど、テスラの車には色々乗ってきました。
でも正直、モデルXが一番“しっくり”きている感じがするんですよね。
大きめのSUVではあるものの、そこがかえって車内空間の快適さにつながっています。
もう僕の日常の一部と言っても過言ではなく、通勤やレジャーはもちろん、ちょっとした買い物まで、何でもこなせる相棒です。
【Tesla Model 3のレビューはこちらから!】
テスラ モデルXとは?
テスラは電気自動車(EV)のパイオニア企業であり、その革新的な技術やデザインで大きな注目を集めています。
モデルS、モデル3、モデルYなどはセダンやコンパクトSUVといったカテゴリに属しますが、このモデルXはフルサイズSUVとして位置付けられ、「ファルコンウィングドア」などの特徴的な機構を持つことで知られています。
私がモデルXに乗るようになって約2年、その魅力や課題を日々感じながら運転してきました。
モデルSやモデル3に比べてサイズが大きく、車内空間が広いことが何よりの強みですが、当然その分コストや維持費がかさむ部分も存在します。
それでは、早速モデルXの良い点と劣る点について順に解説していきましょう。
まずは広さがポイント
モデルXは、いわゆるフルサイズSUVのカテゴリーに属します。
天井が高く、ゆったりした車内が魅力。
トランクスペースも相当広いですし、フロントトランク(フランク)も備わっているので、荷物収納の幅がぐっと広がります。
モデルYと比べても、トランク容量はかなり大きいんですね。
実際の数字を見ても、モデルYは76.2cu ft(約2158L)。
それに対してモデルXは91.6cu ft(約2593L)という差。
セダンのモデル3と比べると、もう比べ物にならないくらい巨大です。
この圧倒的な容量は、アウトドアやファミリー向けの移動には大きな強みだと言えます。
大容量スペースがもたらすメリット
私が感じる一番のメリットは、「乗員のストレスを減らせる」こと。
たとえば、買い物袋やキャンプ道具などを大量に積んでも、まだまだ余裕のある収納力。
車内が窮屈になると、それだけで疲れを感じやすくなるものですが、モデルXならその心配がほとんどありません。
フロントトランクも地味に便利で、ちょっとした荷物をサッと入れておけるのはありがたいポイントです。
「SUVに乗るなら多少大きくてもいいから、余裕がほしい」という方には、かなりお勧めできる部分ですね。
シートの選択肢とウォークスルーの魅力
座席の設定は5人乗り・6人乗り・7人乗りから選ぶことができます。
新車で購入するときにあらかじめ座席数を指定できるので、ライフスタイルに合わせやすいですよね。
特に6人乗りの場合は、2列目のシートが左右に分かれていて、真ん中にいわゆるウォークスルーのスペースがあります。
このウォークスルーがあることで、3列目の座席へとても行きやすいんです。
私の場合、子どもが2人と犬も2匹いるので、このウォークスルー構造が大助かり。
車内を移動しやすいので、ちょっとした荷物の受け渡しや子どものお世話などがぐっとラクになるんですよね。
また、車内の質感についても、モデル3やYと比べると断然良いと感じます。
レザーシートの素材感が異なり、上質さが際立っている印象。
これだけ広々とした空間なら、サーフィンやゴルフ、キャンプなどの趣味でも充分に活用できると思います。
普段の買い物や送迎などの日常使いにも便利ですし、ファミリー層には特におすすめの車だと言えます。
Falcon Wing Doorsの快適さ
2つ目の良い点として挙げたいのが、Falcon Wing Doors。
これは個人的にかなりお気に入りなんですよね。
普通の車であればドアは横に開くものですが、モデルXの場合はなんと上に大きく開く。
ハヤブサ(Falcon)の翼(Wing)のような動きでドア全体が開くので、開口部が非常に広くなり、乗り降りが驚くほどスムーズなんです。
狭い駐車スペースでもしっかりドアを開けられるようになっているのは、ドアに搭載されたセンサーのおかげ。
天井が低い場所で開けようとする際は、天井に当たらない角度で停止してくれるのでぶつかる心配がありません。
横の車や壁への衝突も回避してくれるため、ちょっとしたストレスが大幅に減るんですよね。
「ドアが当たらないか気になる」という駐車場での不安から解放されるのは大きいです。
こうした細やかなセンサー制御が、本当に優秀だと感じます。
日々の乗り降りの中で小さな不安や手間を減らせるって、実はとても大事なことだと思いませんか?
Falcon Wing Doorsは、見た目のインパクトだけじゃなくて、こうした実用性の面でも高く評価できる機能だと感じています。
Auto-Presenting Doorsの魅力
3つ目の良い点はAuto-Presenting Doors、いわゆるオートプレゼントドアとオートクローズドアです。
簡単に説明すると、オートプレゼントドアは車に近づくと自動で運転席のドアが開く機能。
運転席に座る前からドアノブを掴む手間がなく、乗り込みが非常にスムーズになります。
さらにオートクローズドアは、運転席に座ってブレーキを踏むと自動でドアが閉まる仕組み。
要は、鍵(スマホキー)さえ持っていれば、近づいた瞬間にドアが開き、座ってブレーキを踏めばドアが閉まり、レバーをドライブに入れればすぐに出発できるというわけです。
普通の車でもスマートキーは普及しているので、わざわざ鍵を探す必要まではないと思いますが、実際にドアを開ける際にはドアハンドルを引くなどのアクションが必要ですよね。
モデルXの場合、そういった“ちょっとした手間”が徹底的に削減されているので、乗り込みから発進までが驚くほどシームレスに感じられます。
「こんな機能、本当に必要?」と思うかもしれませんが、実際に使い込むと便利さがクセになるんですよね。
最初は「オートクローズなんて要らないかも」と思っていても、何年もモデルXを使っていると、人間はやはり“楽な方”を好むようで、今ではすっかりお気に入りの機能の一つになっています。
フロントウィンドウの大きさによるデメリット
モデルXには気になる点が2つあります。
まず1つ目は、フロントウィンドウが汚れやすいこと。
普通の車よりもおよそ1.5倍ほど大きいこのガラスは、頭上あたりまで繋がっているため、視界の上部までしっかりとガラスになっています。
問題は、その広範囲をワイパーがカバーしてくれないということ。
ワイパーが掃除してくれるのはあくまでも自分の視界部分だけで、上のほうは拭き残しが多くなりやすいんです。
もしそこがボディパネルであれば、室内から汚れを気にする必要はありませんが、ここではガラス越しに見えてしまうため、汚れが目立つわけですね。
さらに、ワイパーが動いた後も綺麗な部分と汚れた部分の差がはっきり残ることがあり、気になる人にとってはストレスになりがちです。
結局、自分で手拭きしないと上部の汚れは落ちないため、定期的なメンテナンスが必要になります。
この点は、大きなガラスならではのメリット(開放感)の裏返しでもあり、モデルXの特性と割り切って付き合うかどうかがポイントですね。
飛び石リスクとフロントウィンドウ交換費用
フロントウィンドウの話題で言うと、飛び石についても触れておかないといけません。
日本ではそこまで多くない印象かもしれませんが、アメリカの高速道路(フリーウェイ)を走っていると、けっこう頻繁に石が飛んでくるんですよね。
前を走る車のタイヤが巻き上げた小石が、自分の車のフロントガラスにバチバチと当たることが珍しくありません。
モデルXの場合、ガラス面積がとにかく大きいので、飛び石に当たる確率も高め。
小さい石なら問題ないことが多いですが、もし大きめの石が当たると、ヒビが入る可能性も十分にあります。
そして、いざガラス交換となると、2000ドル以上(約30万円)かかるケースもあると聞きます。
一般的な車のガラス交換がその1/4程度で済むことを考えると、テスラの交換費用はかなり高額ですよね。
こうした修理コストの高さは、モデルXならではの特徴と言えるでしょう。
保険料の高さと免責額の引き上げ
それに関連して、保険料が高いのもモデルXのデメリットの一つ。
やはり、高額車両という位置づけゆえ、保険会社からするとリスクが高いと判断されがち。
たとえば、自己負担額(免責額)を1000ドルに設定していても、更新時に5000ドルへ引き上げられるよう求められた、というケースがあります。
これは、保険会社が修理費用の支払いリスクを抑えようとする結果でもあります。
前述のとおり、ガラス交換だけでも2000ドル以上かかるような車両ですから、保険会社としてはすぐに保険金を支払うハメになるのは避けたいわけです。
そのため、免責額を高く設定し、ドライバー側の負担を増やすことで、保険の乱用を抑える狙いがあるわけですね。
しかも、免責を上げたとしても保険料自体が安くなるとは限らないのが実情。
こうした状況からも、テスラ、特にモデルXの購入を検討する際は、修理費用や保険料を含めた総合的なコストを考慮することが重要だと言えます。
モデルXは「快適性」と「コスト」のバランスをどう見るか
ファミリーカーとしても非常に優秀なモデルXですが、コスト面がネックになる場合があります。
特に保険料やガラス交換・ボディ修理などの修理費は、モデルXならではの高さが目立つでしょう。
それでも、一度この広い空間と便利な機能を体感すると、他の車には戻れないという声も少なくありません。
「快適性を取るか、コストを抑えるか」という悩みはありますが、長期間のパートナーになる車選びだからこそ、自分の価値観に合った選択をするのが大切だと思います。
また、テスラはソフトウェアアップデートで機能が日々進化していくので、今後の自動運転技術やシステム面のアップグレードにも期待が持てるでしょう。
実際に乗ってわかった「モデルXを選ぶ理由」
私自身も、最初は「モデルSやモデル3のほうがスマートで、コストも抑えられるのでは?」と思っていました。
しかし、モデルXのユニークなドアやファミリーでの使い勝手、そして広々とした車内に魅了され、今では手放せません。
保険料や修理費が高い、フロントウィンドウの汚れが気になるなど、デメリットもいくつかあります。
それでも快適な走行体験と家族全員で楽しめる車内環境は、それ以上の価値を与えてくれています。
もし興味があれば、一度試乗してみることをおすすめします。
まとめ&おまけ
ここまで、テスラ モデルXの良い点(広い室内空間、独特のドア機構、シームレスなドア開閉、エアサスペンションの快適性)と、劣る点(フロントウィンドウの汚れやすさ、保険料・修理費の高さ)について、できるだけ詳しくご紹介しました。
最終的には、ご自身のライフスタイルや予算、そして価値観に合うかどうかが、モデルXを選ぶ決め手になるかと思います。
当社ではモデル3のレンタカーサービスを提供しておりますので、ぜひ購入前の体験走行や電気自動車体験していただければと思います。
こちらのmodel3にはFSD(自動運転)機能も付いています。
この機会に、次世代モビリティの魅力を体感してみてはいかがでしょうか!
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