はじめに
皆さんこんにちは。エコドライブの鈴木です。
今回は車の話題から少し離れて、Amazon GO(アマゾン・ゴー)というレジのない無人コンビニの体験レポートをお届けします。
最近、私の隣町にAmazon GOがオープンしたので、実際に行ってきました。完全にレジがない店舗での買い物体験は、想像以上に新鮮で、そして考えさせられるものでした。

レジがないお店って、どうやって会計するの?
万引きとかされないのかな…

天井にカメラやセンサーがいっぱいあって、AIが全部監視してるんだって!
商品を取ったら自動で認識されるらしいよ。

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Amazon GOとは?店舗の第一印象
Amazon GOは、もともとCDレンタル・販売店があった場所にオープンしました。
知人から「レジがないお店」と聞いていましたが、実際に行ってみるまでは半信半疑でした。
店舗に到着して最初に驚いたのは、入口が日本の電車の改札口のような構造になっていたことです。
■ 入店方法の詳細
入店するためには、まずスマートフォンでAmazonアプリを開く必要があります。
アプリ内で専用のQRコードを表示させ、改札のようなゲートにかざすと、ゲートが開いて入店できる仕組みになっています。
この時点で既に、従来の買い物体験とは全く異なる近未来的な雰囲気を感じました。
スマートフォンを持っていない人や、Amazonアカウントを持っていない人は入店できないという点も、現代的なシステムの特徴と言えるでしょう。
天井を見上げると、無数のセンサーとカメラが設置されていました。
これらのデバイスが、お客様の動きや商品の取り出しをリアルタイムで監視・記録しているのです。
その数の多さには圧倒されました。おそらく死角がないように配置されているのでしょう。
店内の様子と品揃えの詳細
店内は意外とコンパクトで、日本のコンビニエンスストアと同じくらいの広さでした。
大型スーパーマーケットのような広さを想像していたので、この点は少し意外でした。
■ 取り扱い商品の詳細
商品の品揃えは、一般的なコンビニエンスストアとほぼ同じでした:
飲料コーナー:
– 牛乳、豆乳などの乳製品
– オレンジジュース、アップルジュースなどのフルーツジュース
– コカコーラ、ペプシなどの炭酸飲料
– ミネラルウォーター各種
– エナジードリンク
冷凍・冷蔵コーナー:
– アイスクリーム(ハーゲンダッツ、ベン&ジェリーズなど)
– 冷凍食品(ピザ、ブリトーなど)
– サンドイッチ、サラダなどの軽食
スナック・お菓子コーナー:
– ポテトチップス各種
– チョコレート、キャンディー
– ナッツ類
– プロテインバー、グラノーラバー
日用品コーナー:
– ティッシュペーパー
– 歯ブラシ、歯磨き粉
– シャンプー、ボディソープ(トラベルサイズ)
– 簡単な医薬品(頭痛薬、胃腸薬など)
商品の配置も一般的なコンビニと似ていて、日常的に必要なものは一通り揃っている印象でした。
ただし、お弁当や温かい食べ物(ホットドッグやチキンなど)は見当たりませんでした。
実際の買い物体験:不思議で違和感のある感覚

初めての体験ということもあり、今回は以下の商品を購入してみました:
– スターバックスのボトルコーヒー
– レイズのポテトチップス(バーベキュー味)
– コカコーラ
商品を手に取る際、「本当にこれで会計されるのか?」という不安が常にありました。
普通の買い物では、商品を手に取ってカゴに入れ、レジで会計をするという明確なプロセスがありますが、Amazon GOではそのプロセスが完全に省略されているのです。
■ 買い物中の心理的な違和感
最も戸惑ったのは、レジがないため、どうやって会計を完了させるのか分からなかったことです。
商品を手に取った後、普通ならレジに向かうところですが、そのレジが存在しないのです。
また、買い物袋も見当たりませんでした。
通常のコンビニなら、レジ横に買い物袋が置いてあったり、店員さんが袋に入れてくれたりしますが、Amazon GOではそのようなサービスはありません。
環境への配慮からなのか、それとも単にコスト削減のためなのかは分かりませんが、自分で袋を持参する必要があるようです。
結果的に、商品を自分の鞄に直接入れることになりました。
これはまるで万引きをしているような感覚で、非常に違和感がありました。
頭では「これは正当な買い物だ」と分かっていても、商品をそのまま鞄に入れて店を出るという行為には、強い心理的抵抗を感じました。
精算システムの仕組みと技術の正確性
店を出る際も、入店時と同じように特別な手続きは必要ありませんでした。
商品を持ったまま、そのまま出口から出るだけです。
この「何もせずに店を出る」という行為に、最後まで違和感が拭えませんでした。
店を出た直後、スマートフォンに「Thanks for shopping at Amazon GO」というメールが届きました。このメールには「レシートは後ほど送信されます」と記載されていました。
■ レシート到着までの時間と内容
実際にレシートが届いたのは、退店から約1時間後でした。
この待ち時間の間、「本当に正しく精算されているのか」という不安が続きました。
正直なところ、「きっと読み取りミスがあるだろう」と思っていました。
なぜなら、私は商品を手に取った後、一度棚に戻したり、別の商品と比較したりといった行動もしていたからです。
カメラとセンサーだけで、このような複雑な行動パターンを正確に認識できるとは思えませんでした。
しかし、届いたレシートを確認すると、驚くべきことに購入した商品がすべて正確に記載されていました:
– Starbucks Frappuccino Coffee Drink: $3.49
– Lay’s BBQ Potato Chips: $2.99
– Coca-Cola Classic 20oz: $2.49
– Tax: $0.72
– Total: $9.69
金額も間違いなく、きちんと精算が完了していたのです。
この技術の正確性には、本当に驚かされました。
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無人店舗で感じた2つの大きな問題点
この革新的な買い物体験を通じて、私は技術の進歩に驚嘆すると同時に、2つの大きな問題点を感じました。
■ 問題点1:店内の活気のなさ
Amazon GOの店内は、異様なほど静かでした。
店員さんがいないので当然といえば当然ですが、この静けさは少し不気味にさえ感じられました。
私が住んでいるカリフォルニアのスーパーマーケットでは、店員さん同士が楽しそうに会話をしていたり、お客様と談笑していたりする光景をよく見かけます。
そのような人間的な温かみのある雰囲気が、買い物という日常的な行為を少し特別なものにしてくれているのだと、改めて気づかされました。
Amazon GOでは、他のお客様も黙々と商品を選び、無言で店を出ていきます。
まるで図書館で本を選んでいるような雰囲気で、コンビニエンスストアとは思えない静けさでした。
■ 問題点2:人との交流の完全な欠如
もう一つの大きな問題は、店員さんとの会話が全くないことです。
カリフォルニアのスーパーでは、レジの店員さんが気さくに話しかけてくれることがよくあります。
「そのTシャツ、いいデザインだね!」「今日は暑いね、水分補給は大丈夫?」といった、ちょっとした会話が日常的に交わされます。
私も以前、ウイスキーを購入した際に、店員さんと「このウイスキーは本当に美味しいよね。どんな飲み方が好き?」といった会話を楽しんだことがあります。
そのような何気ない人との触れ合いが、実は私たちの生活を豊かにしているのだと実感しました。
Amazon GOでは、このような人間的な交流が完全にゼロです。
効率性を追求した結果、人と人とのつながりという、最も大切なものを失ってしまったように感じました。
雇用への影響:深刻な社会問題

無人店舗の普及は、雇用に深刻な影響を与える可能性があります。
アメリカでは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアは重要な雇用の受け皿となっています。
特に、学生のアルバイトや、特別なスキルを持たない人々にとって、これらの店舗での仕事は貴重な収入源です。
■ 影響を受ける可能性のある職種
– レジ係(キャッシャー)
– 品出し担当者
– 店舗清掃員
– 警備員
– 店舗管理者
もしAmazon GOのような無人店舗が主流になれば、これらの職種で働く数百万人の雇用が失われる可能性があります。
確かに、新しい技術は新しい雇用も生み出します。
例えば、システムの保守管理や、AIの開発などの仕事は増えるでしょう。
しかし、レジ係として働いていた人が、すぐにAIエンジニアになれるわけではありません。
技術革新による雇用の転換は、多くの人々にとって大きな困難を伴うものです。
プライバシーへの懸念:監視社会への第一歩?
Amazon GOの店内には、数え切れないほどのカメラとセンサーが設置されています。
これらのデバイスは、お客様の一挙一動を記録し、分析しています。
■ 収集されている可能性のあるデータ
– どの商品を手に取ったか
– どれくらいの時間、商品を見ていたか
– どのような順路で店内を移動したか
– 他の商品と比較検討したか
– 最終的に購入を決めた理由(推測)
これらのデータは、マーケティングには非常に有用です。
しかし、個人の行動がここまで詳細に記録されることに、不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
さらに懸念されるのは、この技術が他の場面でも使われる可能性です。
例えば、街中の監視カメラと連動させれば、個人の行動を24時間追跡することも技術的には可能になってしまいます。
日本での活用可能性:適した場所と課題
では、このような無人店舗は日本でどのように活用できるでしょうか。
私は、場所や用途を選べば、有効に活用できると考えています。
■ 無人店舗が適している場所
1. 都心部のオフィス街
忙しいビジネスパーソンにとって、レジ待ちの時間は大きなストレスです。
昼休みの限られた時間で買い物を済ませたい人には、Amazon GOのようなシステムは非常に便利でしょう。
2. 空港の売店
特に国際線の出発ロビーでは、お土産を買う観光客でレジが大混雑します。
言語の壁もない無人システムは、外国人観光客にとっても使いやすいはずです。
3. 駅構内の売店
電車の発車時刻が迫っている時、レジの列に並ぶのは大きなストレスです。
無人店舗なら、商品を取ってすぐに改札に向かえるので、非常に効率的です。
4. 大学のキャンパス内
テクノロジーに慣れ親しんだ若い世代には、このようなシステムは抵抗なく受け入れられるでしょう。
■ 無人店舗が適さない場所
一方で、地方や高齢者の多い地域では、無人店舗の導入は慎重に検討すべきです。
地方のコンビニは、単なる買い物の場所ではなく、地域のコミュニティの中心としての役割も果たしています。
店員さんが地域の高齢者の見守り役を担っていることも多く、このような社会的機能は無人店舗では代替できません。
自動車業界への応用:レンタカーの無人化

私の本業である自動車業界でも、この無人化技術の応用が考えられます。
特にレンタカー業界では、大きな可能性を秘めていると思います。
■ レンタカー無人化のメリット
現在のレンタカーの手続きは、非常に時間がかかります。
身分証明書の確認、保険の説明、車両の状態確認など、カウンターでの手続きに30分以上かかることも珍しくありません。
無人システムを導入すれば:
– 事前にアプリで手続きを完了
– 現地では車のキーを受け取るだけ
– 返却も指定場所に停めるだけ
– 24時間いつでも利用可能
このようなシステムは、特にビジネス利用者にとって非常に便利でしょう。
■ 導入への課題
ただし、車両の傷の確認や、事故時の対応など、人間の判断が必要な場面も多くあります。
完全な無人化は難しくても、手続きの一部を自動化することで、お客様の利便性を大きく向上させることができるはずです。
テクノロジーと人間性のバランス
Amazon GOの体験を通じて、私はテクノロジーの進歩と人間性のバランスについて深く考えさせられました。
確かに、無人店舗は効率的で便利です。レジ待ちのストレスもなく、スムーズに買い物ができます。
しかし、その代償として失うものも大きいのです。
■ 私たちが大切にすべきもの
– 人と人との温かい交流
– 地域コミュニティの絆
– 雇用の安定性
– プライバシーの保護
これらの価値は、効率性だけでは測れないものです。
テクノロジーを活用しながらも、これらの価値を守っていく方法を、社会全体で考えていく必要があります。
まとめ:便利さの先にある未来を考える
Amazon GOでの買い物体験は、確かに革新的で興味深いものでした。技術の進歩により、私たちの生活はますます便利になっていきます。
しかし、その便利さと引き換えに、私たちは何を失っているのかを常に意識する必要があります。
雇用、プライバシー、人と人とのつながり…これらの価値を守りながら、テクノロジーとどう共存していくか。
それが、これからの社会に求められる重要な課題ではないでしょうか。
皆さんは、このような無人店舗についてどう思われますか?
もしアメリカにお住まいの方や、今後アメリカを訪れる予定のある方は、ぜひ一度Amazon GOを体験してみてください。そして、その感想を共有していただければ幸いです。
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