アメリカで起業する際に経験したことを体験談として紹介!
こんにちは、エコドライブの代表の鈴木です。
アメリカで起業してから10年の経験をもとに、実際に体験したことをお話しします。
今回は、前回の銀行融資編に引き続き、品質の見極め編です。
起業する上でたくさんの困難を乗り越える必要がありました。
中には役立つ情報もあると思いますのでぜひ、楽しみながら読んでもらえれば幸いです。
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商品仕入れと【品質の見極め】
起業して、私が直面した課題の1つに”品質の見極め”があります。
モノを売るビジネスをしていると、必ず仕入れが発生します。
良くも悪くも日本では考えられないようなことが起こってしまうアメリカ。
以下で、商品の仕入れの際はもちろんのこと、アメリカ生活で何かを購入する際にも役立つ私の経験を共有していきます。
非常に厄介な作業である中古車の仕入れについて
アメリカでは、商品の仕入れが非常に厄介な作業となります。
なぜなら目利きがしっかりできないと、簡単に騙されてしまうからです。
私たちが扱っている商品の1つに中古車がありますが、
仕入れた商品が実際には全く違うものだったり、品質が極端に悪かったりすることがあります。
日本だと相手をある程度信用して商品を仕入れることができるので、
アメリカでは特に注意が必要な点です。
新品の仕入れについても目利きが必要
私たちは、中古車の販売以外にも車の整備等様々なことを行なっています。
例えば新品のドライブレコーダーを発注した際、傷がついたり、初めから壊れている商品が混在していたりすることがよくあります。
ちなみに中古品に限らず新品の場合も注意が必要です。
なぜこのような問題が生じるのでしょうか。
これにはいくつかの理由が考えられます。
新品なのによく不良品が混在している理由とは
考えられる理由は3つあります。
一つ目は、製造時の管理体制に問題があり、そのまま出荷されてしまった。
二つ目は、運搬過程で雑に扱われて壊れてしまった。
三つ目は、他のお店で購入後に返品された商品が混ざっている、です。
三つ目については、日本人の私たちにとっては嘘のことのように思いますが、アメリカでは日常茶飯事のことです。
アメリカの返品文化
例えば、アメリカ最大のスポーツイベントであるスーパーボウルの時期は大画面のテレビが多く売れます。
しかし、スーパーボウルが終わると、多くのテレビが返品されてしまいます。
これらのテレビはもちろん未使用品ではありません。
箱から出されて、家族みんなでスーパーボウルを楽しんだ後に梱包し直されて、お店に返品されています。
これらのことが、普通に行われているのがアメリカです。
さらに、返品された商品に傷がないか動作チェックをして不具合がないか等を確認することも少ないです。
アメリカでは簡単に返品ができる反面、新品商品の仕入れであっても注意深く目利きする必要があります。
さらに目利きが難しい中古車のオークションについて
新品の仕入れであっても様々なトラブルがある中、私たちの取り扱う中古車の仕入れとなるとさらに注意が必要でした。
一般の方から買い取りする場合もありますが、多くはオークションと呼ばれる魚の市場のような場所で仕入れをします。
中古車のオークションでは、既に故障している車が何事もないかのように細工されて売り出されることがよくあります。
これらの車は事前検査を受けていますが、精度が低いため、検査結果は当てになりません。
これらの車が最終的にエンドユーザーのお客様に届いた場合、車使用中に問題が発覚してクレームにつながります。
お客様に迷惑がかかるだけではなく、私たちの評価も下がるため誰も良い思いをしません。
中古車の仕入れで最も重要なことは仕入れた後の目利き
このような最悪な状況を避けるためには、仕入れた後の目利きが非常に重要になります。
仕入れた商品に問題ないかどうか十分に目利きし、事前に説明がなかった問題があればすぐに仕入れ先に連絡して返品する必要があります。
返品された商品はまた別のお店で新品として売り出される可能性が高いのが業界の現状です。
アメリカで中古車ビジネスを展開している私たちにとって、品質の見極めは最重要事項です。
この道20年以上の経験を持つプロが車の仕入れをしています
私たちの場合は、この業界で20年以上の経験を持つプロが車の仕入れを担当しています。
その経験と知識によって、多くの問題を未然に防ぐことができています。
また、仕入れ後は自社メカニックの奥田がチェックしています。
彼は日本のトヨタで働き、マスターレベルの技術を習得した後、アメリカに渡り、こちらでも最高峰の資格を取得したプロ中のプロです。
会社としてこの品質の見極めのために、専門知識と経験を持つ人材を確保しコストをかけて、質の高さと信頼性を保っています。
最後に
アメリカでは品質の見極めができないと、あっという間に足元をすくわれて大きな損失を被ることになります。
今回の話がアメリカでの起業を目指す方々、そうでない方々にとっても少しでも参考になれば幸いです。
アメリカでのビジネス展開は困難の連続ですが、適切な準備と戦略で乗り越えられると思います。
それでは、また次回お会いしましょう!
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