フレックスリース開発秘話
こんにちは、エコドライブの鈴木です。
今日はうちの看板商品、フレックスリースの開発秘話についてお話ししようと思っています。
このお話は特に自身で事業を行っている方や、商品開発の立場にある方にとって有益な話になるのではないかと思います。
現在アメリカで車のリースを検討されている方にとっても、”フレックスリース”がどんなサービスなのか参考にしていただければ嬉しく思います。
記事の後半部分では、今実際にフレックスリースを使っている人のインタビューが見れるよ!
実際にサービスを使っている人の意見だから、参考になるはず!
ぜひ確認してみてね。
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記念すべき”第一号”のフレックスリース利用者の方と会うことに
今回このテーマを選んだ理由は、エコドライブにとって重要な恩人と再会する機会があったからです。
その方はフレックスリースの初めての利用者でした。
彼は日本に住んでいるのですが、最近アメリカのアトランタで開催されたイベントに出席した後、ロサンゼルスまでわざわざ出向いてくれました。
その後、一緒に食事をすることができ、昔の話に花が咲き、とても楽しい時間を過ごすことができました。
食事中にフレックスリースの話題に
その中で、エコドライブの看板商品である「フレックスリース」の話題になりました。
この商品がなければ、私たちの事業は今のように成功していなかったかもしれないと感じています。
フレックスリースは私たちが初めてゼロから開発した商品で、通常のリースとは異なっているサービスです。
具体的にはリース期間中の途中解約が可能であり、解約費用が不要なのが特徴です。
このサービスでは、米国での車リースにおける免許要件や収入証明、クレジットヒストリーなど様々など、外国人にとって障壁となりやすい要素も考慮して審査を行います。
渡米直後の日本人にとって使いやすいサービスを開発
このサービスは特に海外からの移民や学生など、クレジットヒストリーがない人々に向けて設計されました。
特に渡米したばかりの日本人にとって革新的な商品になるべくして作られたものです。
私たちが目指したのは、顧客のニーズに応えることで、彼らが直面する一般的な問題を解決することでした。
ところがこのプロジェクトは通常の銀行や企業が行わないような商品になるので、かなりのリスクを伴います。
どうやってリスクを低くすることができるのか?
製品化を行う際には大量のデータを収集し、それを基にして改善を繰り返すことが必要になります。
なので実際にプロジェクトを開始してみてデータを集めて改善していくという、始めてみないとわからない、まさにギャンブルのような挑戦になりました。
このリースの開発では、高価な車のリースという自体が持つ大きなリスクを背負うことになりました。
車の単価が高いため、リスクを取る際のコストも相応に高く、失敗すれば大金を失う可能性がありました。
そこで私はただ単にリスクを取るのではなく、勝算がある状態でプロジェクトを始めたいと考えていました。
サービスのテストに協力してくれる”良い顧客”が必要に
そのためには、サービスの潜在的な問題点を事前に洗い出し、解消することが重要でした。
このアプローチにより、リスクを最小限に抑えつつ、成功率を高めることができると信じていました。
具体的には実際に良い顧客を巻き込んで協力を求めることが、開発の成功につながる鍵だと認識していました。
そんな時にエコドライブをすでにご利用いただいているお客様に今回の新商品について相談し、モニターになってもらうことができたのです。
フレックスリースの考え方が、モニターの方の状況とマッチした
実は彼はその時学生で、エコドライブから車を購入してくれていました。
ところが購入後2〜3ヶ月で事故に遭い、車は大破し廃車となりました。
彼は無事でしたが、残りの学生生活が9ヶ月しかなく、再び高額な車を購入するのは非効率的で負担も大きい状況でした。
新サービスのモニターを提案し、承諾してくれることに
この時、私は彼に対し、エコドライブが開発を進めていたフレックスリースの提案をしました。
このリースプランは、従来のリースと異なり、短期間の契約が可能で、途中解約しても違約金が発生しないというメリットがありました。
この新しい形のリースプランと彼の状況がマッチし、商品のモニターとして参加することを承諾してくれたのです。
これが、フレックスリースの最初のケースとなり、彼の協力によって、エコドライブは新サービスの効果を試すことができたのです。
実際の利用者からフィードバックをもらうことで、さらに良いサービスに変えていく
その後モニターの方と毎週のミーティングを通じて、実際の利用者が直面する状況や疑問について具体的なフィードバックを得ることができました。
このフィードバックを元に開発チームは、自分たちが気付かなかった利用者側の質問や、問題点を解消する作業を重ねました。
通常、社内だけの会議ではサービスの良い点ばかりが強調されがちで、潜在的な問題点を見過ごしやすくなります。
なので実際にサービスを利用しているユーザーからフィードバックをもらえると、様々な視野から商品を見ることができるので、非常に大きな価値があります。
これにより、サービスの改善と穴を埋めるための貴重なデータを得ることができ、より実用的でユーザーフレンドリーなサービスへと進化させることが可能になりました。
日清の例から”お客様起点の商品作り”を学ぶ
少し話がそれてしまいますが、日清の海外展開で商品開発に関連した事例を聞いたことがあります。
日清のカップヌードルが海外で成功している理由の一つは、各国の文化に合わせた味のカスタマイズです。
彼らは商品開発段階で、現地の消費者に試食してもらい、そのフィードバックを商品に反映させています。
例えば、アメリカでは、麺をすすって食べる文化がないため、麺の長さを短くしています。
一方で、タイでは食べごたえを重視し、わざと長い麺を使用しています。
ニッシンは各国で展開する前に現地の消費者をモニターとして募り、彼らの意見を商品開発に活かしているのです。
このような地域に根ざしたアプローチが、グローバル市場での成功に繋がっています。
モニターからの意見を参考に、無事製品化まで達成
実際にエコドライブでもモニターの方に意見をもらい、その意見を元に多くのミーティングも行いました。
彼の体験から得たフィードバックを元に製品のさまざまな問題点を一つずつ改善していったのです。
このプロセスにより、しっかりとした利用規約も整備され、製品化に至りました。
実際に広告を打ってからは、予想よりも早い段階で目標の50台の達成が可能となりました。
お客様起点の商品作りによって、成功率を高めることができる
この経験を基に、商品を開発する際には「お客様起点での商品作り」が重要であると改めて認識することができました。
このようなプロセスを経て、その後の資金調達で約75万ドル(約1億円)を調達し、このサービスをより発達させることになります。
資金調達のお話しについては、またどこかでシェアする予定なのでお楽しみに!
【お客様の声】ご利用者インタビューのご紹介
それでは、ここまでは開発者側のお話でした。
ここからは実際にフレックスリースを利用してくださっているお客様のインタビューをご紹介します。
実際に利用されているお客様の生の声になりますので、お客様目線で弊社のサービスについて知ることができます。
アメリカで車のリースを検討されている場合は、ぜひご参考にいただければ幸いです!
不安だらけのアメリカ生活を支えてくれた愛車
プロフィール
◉名前 N.M.さん
◉肩書:会社員
◉在住地:カリフォルニア州ヘイワード
◉車種:プリウス 2007年
エコドライブを知った理由
現在、北カリフォルニアにあるヘイワードという町に住んでいます。
昨年1月に初めて渡米し、アメリカで働き始めてちょうど1年半になるところです。
日々の通勤で車が必要なのに、私は日本でもほとんど車に乗る機会がありませんでした。
当然、基本的な知識もなく、とにかく不安だらけ。
そんな折、エコドライブの「フレックスリース」サービスを知ったんです。
リースなら何か問題があっても、まずは店舗に連絡して相談ができる、さらに、全て日本語で対応してくれると聞いて安心しました。
LA以外からも配送で納車
ヘイワードは、エコドライブがあるロサンゼルスから約350マイル離れているので、納車も不安だったのですが、移送してもらうことができ本当に助かりました。
私のように遠方に住んでいる場合も、移送してもらえるサービスがあるのは、特にアメリカに来たばかりの人にとってはありがたいと思います。
※配送はCA州内限定になります。
プリウスは運転しやすいので、初心者にもおすすめ
最初はハンドルを握るのも怖かったのですが、プリウスは運転がしやすいので、2日とたたず慣れ、高速道路も走れるようになりました。
とはいっても、車幅も分からず、車線をはみ出ないかとひやひやしましたね。
特に高速道路はトラックも多いし、迫ってくる感じがして怖かったです。
でも、プリウスはコンパクトカーとあって、しっかり車線内に収まるし、小回りが利いて狭い道でもスムーズに運転できます。
実際、サンフランシスコに行った時、「ロンバートストリート」という有名な曲がりくねった坂道も、無事に降りることができたくらいです。
もちろん、私が運転しました(笑)。
プリウスを1年以上使った感想
プリウスに乗り始めて約1年半。
日々、通勤で15~20マイルほど走っていますが、給油は月2回ぐらいでしょうか。
乗り心地は抜群で燃費もよいので満足しています。
プリウスは、その外観からは想像できないほど車内が広く、特にリアシートが倒せるカーゴルームは大容量。
アメリカに来てしばらくの間は民泊していたので、その後アパートに引っ越したのですがたくさん荷物を運べたし、友達との2泊3日の旅行に行った時も余裕でしたね。
私が乗っているプリウスは2007年のモデルで、走行距離は16万マイルですが、これまでトラブルはありません。
バックモニターも搭載されているので駐車の際も安心です。
山の上に住んでいるので、ちょっと馬力が欲しいなと思うこともありますが、特に問題もないですね。
メンテナンスが手厚いので安心できる
車にうとい私としては、メンテナンスが一番苦手。
エコドライブは、その辺りのサービスが手厚いのでとてもありがたいです。
オイル交換は、半年に一度ぐらいの頻度で、エコドライブが提携しているヘイワードの整備工場でやってもらっています。
また、総合的なメンテナンスは1時間ほど離れたサンノゼの提携工場にお願いしています。
一度メンテナンスの警告灯が付いたので、サンノゼに行って整備士に見てもらったら前輪を交換しなければなりませんでしたが、費用はかかりませんでした。
他にも年に一度のレジストレーションは、いったんDMVに支払いますが、後で払い戻してもらえます。
補償範囲が広いのは本当に助かりますね。
遊びにもプリウスは優秀
週末は日本食を食べに行ったり遊びに行ったりしています。
サンフランシスコやサンノゼ、フリーモントなど、車で1時間程度の近場が多いですが、足を延ばしてレイクタホやナパバレーにも行ったことがあります。
いつか、モントレーやカーメル、ポイント・レイズなどにも行ってみたいですね。
7月には、ロサンゼルスに行くかもしれませんが、長距離運転でももう不安はありません。
やはりトヨタの信頼性は高い
実は、日本にいる私の兄はトヨタで働いていて、一家そろって筋金入りのトヨタ派。
皆絶大な信頼を寄せています。
父も古いプリウスに乗っていたことがあります。
数ある日本車の中でもプリウスは、性能や燃費もよく信頼がおけるので、父も最初は私がアメリカで運転しなければならないと知って心配していましたが、今はすっかり安心しているみたいです。
アメリカで生活するのも働くのも初めてだった私にとって、プリウスはまさに心の支え。
大げさではなく、トヨタ車というだけど信頼できたし、しかも父が乗っていたこともあるのでなじみもありました。
見知らぬ土地で唯一知っている存在という感じだったんです。
今年の12月には、2年のリースが終了します。
このまま更新する予定ですが、今度は、ぜひハイブリッドに充電機能が付いた「プラグインハイブリッド」に乗ってみたいですね。
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