はじめに
皆さんこんにちは。エコドライブの鈴木です。
前回はアメリカの車維持費についてCTO(コストトゥオン)の概念をご紹介しましたが、今回はどの車種が最も維持費が高く、どの車種が最も経済的なのかについて詳しく解説していきます。
AAAが発表した2024年のデータを基に、車種別の維持費ランキングをできるだけ分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

電気自動車って維持費安いイメージだったけど、実際はどうなんだろう?
ピックアップトラックが一番高いのは想像つくけど…

実は電気自動車の維持費、意外と高いんだって!
減価償却が激しくて、保険料も高額なんだとか。
維持費ランキング第1位:フルサイズピックアップトラック
2024年のCTO(コストトゥオン)で最も維持費が高かったのは、フルサイズピックアップトラックでした。
その驚くべき数値は、1マイルあたり1ドル10セントです。
年間1万5000マイル走行すると仮定した場合、年間で1万6500ドルのコストがかかる計算になります。これは非常に高額な維持費と言えるでしょう。
フルサイズピックアップトラックの維持費が高額になる主な要因は以下の通りです:
■ 燃費の悪さ
大型で重量のあるピックアップトラックは燃費が悪く、ガソリン代が高額になります。
■ 高額な車両価格
新車価格が高いため、自動車税や保険料も高額に設定されます。
■ メンテナンス費用
大型車両特有の部品代や工賃の高さが維持費を押し上げます。
維持費ランキング第2位:電気自動車
意外に感じる方も多いかもしれませんが、電気自動車が第2位にランクインしました。
電気自動車のCTOは1マイルあたり84.69セントで、年間1万5000マイル走行すると年間1万2700ドルのコストとなります。
「電気自動車は維持費が安い」というイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、実際には意外と高額な維持費がかかっているのが現実です。
電気自動車の維持費が高い理由:
■ 急激な減価償却
電気自動車市場では次々と新しいモデルが登場し、航続距離の長い車種が発売されるため、既存モデルの価値が急速に下落します。
これにより減価償却が大きくなってしまいます。
■ 高額な車体価格による税金負担
電気自動車は一般的に車体価格が高いため、それに比例して自動車税も高額になります。
■ 保険料の高さ
故障時の修理代が高額になりがちなため、自動車保険料も高く設定されています。
■ 電気代の負担
ガソリン代はかからないものの、充電のための電気代は発生します。
完全にゼロコストというわけではありません。
これらの要因を総合的に考慮すると、電気自動車の維持費は想像以上に高額になってしまうのが実情です。
経済的な選択:ハイブリッドカーの優秀性
一方で、ハイブリッドカーは非常に優秀な結果を示しました。
ハイブリッドカー全体のCTOは66.7セントと非常に低く、年間1万5000マイル走行で年間9910ドルという計算になります。
最も高額なフルサイズピックアップトラックと比較すると、約6割程度のコストに抑えることができます。
これは非常に大きな差と言えるでしょう。
ただし、ハイブリッドカーと一口に言っても、トヨタ以外のメーカーも様々なハイブリッドカーを製造しているため、この66.7セントは全ハイブリッドカーの平均値であることを理解しておく必要があります。
最強のコストパフォーマンス:プリウスの実力
AAAでは個別車種のデータを発表していないため、別のリサーチ会社であるエドモンズ(Edmunds)のデータを参照しました。
エドモンズが発表した2022年型プリウスのCTOは、なんと49セントという驚異的な数値でした。
この49セントという数値は、1マイルあたりのコストとしては極めて優秀で、最もコストパフォーマンスの高い車種と言えるでしょう。
プリウスが優秀な理由:
■ メンテナンス費用の安さ
プリウスは故障が少なく、定期的なメンテナンス費用も抑えられています。
■ 修理コストの低さ
一般的な車種と比較して、修理費用が非常に安いという特徴があります。
■ 優秀な減価償却率
プリウスはリセールバリューが高く、一般的な車と比較して値落ち幅が小さくなっています。
■ 圧倒的な燃費性能
最も大きな要因はガソリン代の安さです。一般的な車と比較して、ガソリン代を半額以下に抑えることができます。
これらの要因が組み合わさることで、プリウスは他の追随を許さない低いCTOを実現しているのです。
中古車になった場合の注意点
ただし、先ほどの49セントという数値は新車から5年間の数値であることに注意が必要です。
中古車になると、いくつかの要因によりコストが上昇する可能性があります:
■ 修理コストの増加
特に購入から10年経過後がリスクの高い時期となります。最も大きなリスクはハイブリッドバッテリーの交換です。
ハイブリッドバッテリーは経年劣化により、いずれは交換が必要になります。
交換費用は3000ドルから4000ドル程度と高額なため、中古車購入時には この点を考慮する必要があります。
■ スモッグチェック(排ガス検査)
カリフォルニア州では車検に相当するスモッグチェックを2年に1回受ける必要があります。
新車から8年以内は免除されていますが、それを過ぎると検査が必要に。
検査自体は50ドルから100ドル程度ですが、検査に不合格になった場合の修理費用が高額になる可能性があります。
マフラーなどの排ガス関連部品の修理が必要になった場合、修理費用が非常に高額になることも。
このような要因により、中古車のCTOは新車時よりも高くなる傾向があります。
エコドライブのサービス紹介
ここで、私たちエコドライブが提供している中古プリウスのサービスについてご紹介させていただきます。
中古車特有のリスクを軽減するため、私たちは以下のような安心保証システムを導入しています。
■ 2年間の保証制度
購入いただいたプリウスに対して、2年間の保証をお付けしています。
この期間内にハイブリッドバッテリーの故障、エンジンの不具合など、どのような故障が発生してもエコドライブが全額負担で修理いたします。これにより、修理費用のリスクを完全に排除できます。
■ 買取保証制度
さらに、買取保証も実施しています:
– 1年後:購入価格の最低60%で買取保証
– 2年後:購入価格の最低50%で買取保証
ただし、これらは最低保証価格であり、走行距離が少ない場合や車両状態が良好な場合は、これ以上の価格で買い取らせていただいています。
この制度により、修理費用はゼロ、買取価格も明確になるため、CTOを大幅に抑えることが可能です。
フレックスリース:究極のコストソリューション
さらに、車両購入以外の選択肢としてフレックスリースもご提供しています。
このフレックスリースの特徴は、保険とガソリン代以外がすべてコミコミという点です。
フレックスリースに含まれるもの:
– メンテナンス費用
– 修理費用
– 自動車税
– 減価償却リスクの回避
リースのため車両の所有権はお客様にはありませんが、その分値落ちを気にする必要がないというメリットがあります。
このシステムにより、CTOを極限まで抑えることが可能になります。
まとめ:賢い車選びのポイント
今回ご紹介したCTOランキングをまとめると:
**高額な維持費**
– 1位:フルサイズピックアップトラック – 1マイルあたり1ドル10セント
– 2位:電気自動車 – 1マイルあたり84.69セント
**経済的な選択**
– ハイブリッドカー全体 – 1マイルあたり66セント
– プリウス – 1マイルあたり49セント(最優秀)
アメリカで車を所有する際の維持費は車種選択によって大きく変わります。
平均的なCTO82セントと比較すると、プリウスの49セントがいかに優秀かお分かりいただけるでしょう。年間で考えると数千ドルの差になるため、長期的な視点での車選びが重要です。
電気自動車の意外な維持費の高さや、ハイブリッドカー、特にプリウスの優秀性など、今回の情報が皆様の車選びの参考になれば幸いです。
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