アメリカの働き方を徹底解説:上司との関係、福利厚生、会議の頻度

日本とアメリカの働き方の違い

こんにちは、エコドライブの鈴木です。

今日も前回に引き続き、アメリカと日本の働き方の違いというテーマでお話しします。

前回は1人の労働者、もしくは雇用される側としてアメリカでの働き方について注目しました。

今回はどちらかと言えば、上司との関係性や管理者から見た働き方について説明していきたいと思っています。

また、アメリカの福利厚生についても説明しますので、今後アメリカで働きたいと思っている人にとっては役に立つ情報だと思います。

ぜひ、これからお話しする内容を参考にしてみてください。

前回の記事はこちらから!

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前回の記事では、アメリカで仕事をする時の評価方法と、家族の優先度が日本より高いことがわかったね。

それ以外にも違いはあるのかな?

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アメリカで働く場合、普通に働く人だけでなく、マネージャーポジションの人にも色々な違いがあるよ。

今回はその部分を深堀していくね。

【動画版はこちらから】
 


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4. 上司との関係

4. 上司との関係
4番目のポイントは、上司との関係です。

アメリカでは、上司との関係が非常にフランクです。

お互いにファーストネームで呼び合うような感じです。

例えば、私の上司はマイクという名前で、「ヘイ、マイク」と呼んでいましたし、上司も私の名前を呼んでくれて、非常にフランクな雰囲気でした。

アメリカでは、上司の位置付けが日本とは異なります。

上司は「社員が結果を出しやすくするように働きかける存在」と定義されているんです。

まるでコーチのような感じですね。

威張ったり怒鳴りつけたりといった、軍隊のようなことはまずありませんでした。

上司の権限と責任が明確なアメリカ



また、上司の決断が非常に早いのも特徴です。

これはアメリカだと権限と責任が明確だからです。

上司にかなりの権限と責任が与えられているので、その場で「はい、いいよ」とすぐ言ってくれるような雰囲気でした。

一方、日本で働いていた時は決断が遅かったように思います。

例えばガソリン代の請求をするのに稟議を上げると、それが複数の上司を経由して、最終的には上部まで行くような、何段階もの承認プロセスがありました。

アメリカの上司は褒めてくれることが多い?

アメリカの上司は基本的に褒めてくれる存在です。

ネガティブな言葉は非常に遠回しに言ってくれて、基本的には小さなことでもすぐに褒めてくれます。

褒めて伸びるタイプの人間にとっては非常にやりやすい環境だと思います。

ただし、ある程度のプレッシャーや圧力がないと動けないタイプの人にとっては、少し難しい環境かもしれません。

「ホウレンソウ」が求められない

また、日本のような「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」をあまり求められることもありません。

職務内容が決まっていて目的がはっきりしていれば、そこに至るまでのプロセスをいちいち報告する必要はありません。

もちろん、相談すれば乗ってくれますが、日本の上司のように常に報告連絡相談を求められることはありません。

アメリカでは、マネージャーはマネジメントのプロとして雇われています。

目標達成のプロがマネージャーなのです。

そのため、必ずしも部下の仕事の内容に精通しているわけではありません。あくまでもマネジメントが仕事になります。

マネージャーが部下の仕事の全てを理解していないこともある

これは日本とかなり違う点だと思います。

日本では通常、自分がやっている仕事をこなして、実績を出してマネージャーになっていくというステップアップの過程がありますが、アメリカではマネージャーという職業があって、マネジメントができる人という職務内容に対して給与が支払われるのです。

つまり、マネージャーだからといって、部下の仕事を100%理解しているわけではないということです。

この点は、日本の組織構造とは大きく異なり、アメリカの職務に基づいた雇用システムを反映しています。

5: 福利厚生

5つ目のポイントは福利厚生です。

アメリカでは、福利厚生は会社を選ぶ上で非常に大きな基準となっています。

アメリカには日本のような退職金制度がありません。

その代わりに、会社側が退職金の代替となるようなプランを提供している場合があります。

これは「リタイアメントプラン」と呼ばれ、401kプランが代表的です。

401kプランとは?



401kプランは一種の投資プランです。

給料から天引きで毎月決まった額が投資に回るシステムです。

面白いのは、会社側が「マッチング」という形で従業員の投資をサポートしてくれることです。

例えば、従業員が月々300ドルを401(k)に投資すると、会社も同額の300ドルをマッチングしてくれます。

結果的に、従業員は300ドル入れたつもりが、実際には600ドルが投資されることになるのです。

このプランの利点は、会社を辞めても自分の口座として引き継げることです。つまり、転職しても同じようなサービスを受けられるわけです。

アメリカの健康保険について



福利厚生の代表例としてもう一つ重要なのが健康保険です。

アメリカでは健康保険の金額が非常に高く、個人で加入すると大変な金額になってしまいます。

そのため、会社が福利厚生として健康保険を提供してくれるかどうかは非常に重要です。

例えば、私の会社では従業員本人に対して50%、さらに従業員の家族に対しても50%を会社が負担しています。

つまり、従業員は保険料の半分だけを支払えばよいことになります。

このように、アメリカでは会社に勤める大きな意味の一つが、こうした充実した福利厚生を得られることにあります。

日本では当たり前のように思われる社会保険なども、アメリカでは会社が提供する重要な福利厚生の一つなのです。

会社管理者視点で見る働き方の違い

続きまして、会社管理者視点での働き方の違いを説明していきます。

日本だと会社が従業員から訴えられるようなことは少ないと思います。

ところがアメリカでは結構多い頻度で起こります。

なので、常に訴訟リスクと隣り合わせということを考えていないといけないんですね。

自分達の会社を守るために、やはり会社規定だったりタイムシートの管理などをしっかり行う必要があります。

そのあたりを徹底しておかないと訴訟に繋がり、大きなお金を払う事になってしまうということもあり得ます。

エンプロイーハンドブックや、タイムシートでの管理

なので「エンプロイー・ハンドブック」と呼ばれるものを会社が用意する必要があります。

これを誰もが見れるところに置いておくか、もしくはインターネット上に保管されているというような形になってる必要があります。

その従業員ハンドブックに基づいてみんなが仕事していくんですね。

タイムシートも常に誰がどれぐらいいつからいつまで働いたかとか、その辺もしっかりと管理する必要があります。

従業員にフェアである必要がある

あとは常にフェアである必要があるんですね。

どういうことかというと、例えば年齢だったり社歴、人種、どこに住んでいるかなどは関係なく、平等に接する必要があるということです。

上司部下も関係なく、人として尊重し合ってカジュアルに意見交換をするという風土が大事なんですね。

これをしないと、それこそセクハラ、モラハラ、パワハラということで言われて会社が訴えられて非常に弱い立場になってしまうというのがあります。

後、結構これも面白いんですけれども、面接で聞いちゃいけないことっていうのがあります。

例えば年齢、それから、性別、宗教、出身地と現在の住まいの場所ですね。

こういったものは絶対に聞いてはいけないとされており、これを聞いてしまうと、それこそ訴えられる可能性があります。

日本であれば、こういった質問を聞くのも当たり前だとは思います。

アメリカでは今その人が何歳かなんて軽々しく聞けないような風土があります。

ミスや失敗を認める風土



次にミスや失敗を認める風土というのがあります。

これは日本の場合、減点方式でミスをすると始末書を書くという文化があると思います。

私も日本で働いた時は自分で言うのもなんですけれども、ミスが非常に多い人間でした。

ついつい間違えたりとか、うっかりミスみたいなのがすごく多くて、もう何枚も始末書を書いた記憶があります。

ただ、アメリカだともう全然始末書を書いたりとか、そういうのはなかったんですよね。

もちろん何回も同じミスをすると駄目なのですが、1回目のミスとかだったら全然何も言われることがなかったです。

むしろ感謝されることもありました。

なぜ、このような違いが生まれるのか?

なぜこのような違いがあるのかというと、アメリカの会社では、「ヒューマンエラーはない」という前提で考えています。

代わりに、「システムエラー」という考え方があります。

つまり人間はミスをする生き物であって、システムが整っていなければ、ミスは起こるもの。

ミスが起きたら、それを防ぐためのシステムを考えるべきということですね。

つまり、「ヒューマンエラーはない、あるのはシステムエラーだ」という考え方が根底にあるということです。

会議が少ない



次の特徴は、アメリカでは会議が少ないということです。

日本比べると、アメリカの会議の特徴は以下の通りです。

– 会議の数が少ない
– 参加者が少なく、2〜3人程度で行われることが多い
– 会議の時間が短い

日本では、会議が非常に多く、10人以上の大人数で行われることもあります。

日本では「会議をすること」自体が仕事になっているような印象さえあります。

「会議のための会議」や「会議の資料を作るための会議」など、目的が不明確な会議も多いように感じます。

一方、アメリカでは一度やることを決めてしまえば、その後の会議をあまり必要としません。

職務内容や目的を明確にしていれば、スケジュールを時折確認する程度で仕事を進めることができます。

文化の違いの影響が、会議にも表れる?

この違いの背景には、アメリカ人の文化があると考えられます。

アメリカではお互いの意見を尊重する文化、上司も部下も同僚もファーストネームで呼び合う関係性があるため、カジュアルに意見交換ができる環境があります。

そのため、わざわざ会議を設定しなくても、日常的なやり取りの中で問題解決ができることが多いのです。

私の会社でも、このような形で物事が決まっていくことが多く、会議の数は非常に少ないです。

形式ばった会議をしなくても、普段のコミュニケーションで解決できることが多いというのが、アメリカの特徴だと言えるでしょう。

終わりに

以上、日本とアメリカの働き方の違いというテーマでお話ししてきました。

どちらが良い悪いというのはありませんが、個人的にはアメリカの働き方の方が合っていると感じています。

重要なのは、お互いをリスペクトし、全ての社員が気持ちよく働いて結果を出せるような仕組みを作っていくことです。

これは働く側も雇う側も、どちらにとっても大切なことだと思います。

後半の動画はこちらから!

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